5/1 榛名神社ー伊香保温泉
榛名神社
榛名神社へ向かうため、一度高崎に戻ります。高崎から榛名神社までは登りとおしなのですが、割と自転車で登る人を見かけました。さすが、榛名山はヒルクライムで有名ですしね。
さて、榛名神社のバス停から坂を上り山門をくぐると、緑に囲まれた参道に出ます。川の流れを下に臨み、新緑まばゆい林を眺め、参道を登っていきます。
榛名神社は、昔から民間信仰の対象だったらじく、関東一円からお参りする人が多かったそうです。参道にはその名残がそこかしこに見られます。石段の柱に書かれている太々講の文字は、榛名神社のサイトにもある榛名講のことですね。あと、参道に順に七福神の像が建っていたり。
高い2つの岩に挟まれた石段を登ると、山門、本殿が見えてきます。これらが皆巨石に寄り添うように建てられているのだけど、岩の形がどれも不思議で、日本じゃないみたい。山門の後ろにそびえる岩は中国の山のようだし、本殿は岩に埋め込まれるように建てられているのだけど、この岩もまた不思議な形で、こけしのように途中でくびれていて、そこに幣が納められています。本当、どうしてこうなったのか。榛名さん、大丈夫ですか?
榛名神社を後にして、伊香保神社へ向かいます。とはいえ、昼も過ぎているのでまずは水沢うどんへ。うどん屋が並ぶ水沢うどん街は伊香保温泉からバスで5分ほどのところにあります。
晩飯は宿でお願いしていたので、昼ごはんに水沢うどんが食べたくてこのスケジュールにしたのですが、その代わり他の宿の外湯に入れませんでした。どの宿も外湯として開放しているのが、昼の時間帯のみなんですよね。
榛名湖のすぐ横に榛名富士がそびえています。~富士という山は、富士山に似ているような似ていないような、微妙なことがままありますが、榛名富士は本当に美しい台形で、湖の穏やかさと、クリアな空とで、すがすがしい景色が見られます。
水沢うどんは、まず田丸屋へ。さすが食べログ1位の店あって、待っている人で玄関がいっぱいです。店内は広く回転もいいので、思ったよりは早く食べることができましたが、それでも50分後の帰りのバスには間に合いませんでした。うどんは、ほどよい腰と喉越しで割りとおいしかったです。ただ、だしが微妙ではある。比較的評価の高いごまだしも普通かな。次のバスに時間があったので、もう一軒、隣の清水軒で。手打ちということらしいけど、こちらは麺が柔らかく喉ごしがよくてするする食べられます。ただ、うどんに、きゅうりと紅しょうがを載せるのはどうなんだろう。
水沢から伊香保温泉に戻り、宿に荷物を置いてから、近くの共同浴場である黄金の湯に行きました。伊香保温泉は2種類の湯があるそうですが、その両方に入れるようです。あと露天風呂もありますが、そちらはお湯の状態もフロアも景色も微妙かな。
その後は、巡回バスで伊香保神社まで。伊香保温泉は長い石段で有名なのですが、足で登るには結構距離があります。石段の頂上にある神社までバスで行くのが一番お手軽だと思います。伊香保神社自体は歴史があるのだけど、本殿はこじんまりとしていて敷地も狭いです。境内には句碑や石碑があるのだけど、その中に高山彦九郎が腰掛けたという石もあったり。京都人的には、寛政の三奇人と言われ三条に土下座像がある高山彦九郎はつい気になってしまうのです。石段に並ぶお店は、レトロ趣味の駄菓子屋だったり、庶民的な料理屋だったりするのだけど、いまいち統一感がなくオリジナリティも少なくて、割と微妙。個人的には、神社を降りたところにあるビアバーが、品揃えもよく内装も凝っていておすすめ。そこで呑んだAleSmithのIPAは、ぶどうのような甘さも感じる複雑な味でとても面白かったです。
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4/30 草津温泉
草津温泉と榛名神社に行くことにしました。前の九州のようながっつりした遠出はしない、と考えると、そろそろ温泉に行こうかなと。
草津の玄関口は長野原草津口駅で、到着した列車に合わせて3台の大型バスが待ち構えていました。後に宿の人に聞いた話だと、前日はバスが全然足りなくて、到着するのもままならない状況だったらしいです。
ともあれ、草津バスセンターから谷底のほうへ下りていくと、有名な湯畑があります。箱を並べて樋のようにして湯を流し冷ましているらしい。何本にも分けられた湯の流れがまたひとつにまとめられ、滝のように注ぎ落とされる。こんなのが街の真ん中にあるのは、なんとも派手好きなセンスですけど、江戸時代らしいとも考えてみたり。
着いたのが丁度昼時だったので、食事をしようにもどこも行列になってました。入った蕎麦屋は、つゆの器の江戸切子が涼しげで、野草の天ぷらがさくさくで、まま楽しめたかな。そういえば、蕎麦やでいつも後悔するのは、9割とか10割の蕎麦を頼んでしまうこと。どうにも味がしっくりこないことが多いんですよね。二八そば頼めばいいんですけど。
チェックインまで時間もあるので、西の河原露天風呂を目指します。歩いて10分くらいで、温泉の水がところどころに池か水溜りかわからないけど溜まっている西の河原公園に着きます。石灰岩の砂礫の白と池の水の硫黄の緑が、もう如何にも生命を感じさせない色合いで、賽の河原とはこんな感じなのだろうと思えます。その中を親子づれやカップルが散策していて、なんとも不思議な光景でした。
露天風呂は結構な広さで、みんなが入っている様はなかなかいい感じでした。しかし泉質は特に肌がぴりぴりする感じでしたね。何度か浸かるのを足だけにしたりしたのですが、チェックインした後湯あたりで1時間ほど寝入ってしまいました。
あと、夕飯を間に挟んで御座の湯、大滝の湯に入りました。御座の湯は2種類のお湯に入れるのと、2階に湯畑を見下ろせる大きな休憩室があります。大滝の湯は露天があるのと、少しずつ熱いお湯に入っていく合わせ湯があります。どちらも観光客向けで安心なのですが、後で調べると地元の方用の共同浴場があるらしく、なんか深いですねえ。
夕食は最初どんぐりに行ったのですが、夜は予約のみ、とのことで観光サイトに取り上げられている暖に行きました。代表メニューの分厚い肉の豚しょうが焼き定食は、まあ見た目通りの味ではありました。
福岡観光とリベンジに向けての覚書
福岡は、よくある観光地オススメページを見てもぴんと来るものがなく、博多には過去2度来たこともあったし、最終日で余裕もないこともあり緩めの行程だった。とはいえ、事前に準備していればもっと最適化できたのに、ということが多かったので、次のリベンジのために残しておく。
福岡の観光実績
1/7 15:34 博多着
- らーめん二男坊 博多本店
- 福岡城址
チームラボがイベントで天守を占拠していたので退散。ン年前は鴻臚館跡を発掘調査していたのが、今は綺麗な広場になってなんか建物が建っていた。 - もつ鍋 笑楽 福岡本店
- 博多だるま
1/8 7:30 天神→7:54 大宰府
10:09 箱崎宮前→10:52 天神
ラーメン食べすぎなのは我ながら如何なものかと。ちなみにそれぞれの味の個人的な印象は、
- らーめん二男坊: マイルド、ミルクみたい、いい意味でとんこつらしくない
- 博多だるま: ベースはしっかりしているもくどすぎない、とんこつっぽい部分がすっぱく感じる
- 節ちゃんラーメン: パンチはないがいいバランス、旨みがしっかりとある
- 長浜家: 薄味だけど水っぽくはない、麺の味が楽しめる。が硬めは個人的に微妙。普通か生がいいかも。
旅行全般について
イベントを事前に調べる
1/8朝のローカルニュースで、前日の夜大宰府で「鬼すべ神事」というものが催されていたのを知った。1/7は七草粥もあるし追儺会があるかも、と思い至ってもよかった。チームラボのイベント(根に持っているらしいw)の件もあるし、大きめな都市に寄る時にはイベントがあるかを調べるといいかもしれない。今回これを書くのにちょっと調べていたら、福岡市博物館ではへしきり長谷部の展示があったそうで。知っていたら見に行ったのに。
飛行機の運行状況の確認
福岡空港ではロイアルのスイートポテトを買おうと12:30くらいに到着したのだが、そこで飛行機が40分遅れとなっていることを知った。結局1時間くらい喫茶店で時間をつぶすことになった。国際便の場合はリコンファームが必要なことがしばしばあるが(最近はないのかな)国内でも空港に向かう前に運行状況を調べるのはいいかもしれない。
福岡近辺の神社・仏閣
竈門神社:大宰府に着く直前に知ったものの、距離があって行くの大変そうなので断念しました。バス停は内山〔竈門神社前〕(⇔西鉄太宰府駅)。今調べたら30分に1本くらいありますね。
香椎神宮:最寄はJR香椎神宮駅(5分)だけど、香椎駅から香椎線に乗り換えないといけない。西鉄香椎宮前駅(12分)は貝塚線なので総体的にはこっちのが行きやすい?
水天宮:最寄はJR久留米駅(8分)。西鉄からはどう行くにしてもめんどそう。
艦これ的な聖地
千歳慰霊碑:久留米水天宮にあるらしい。千歳の艦内神社が水天宮だから。
軍艦防波堤:渚屋blogさんのページを見るととても行くのは大変そうだが、チャレンジしてみたい。
交通・移動について
天神近辺の移動:天神と天神南の間の距離は意味がわからない。人によって430メートルから600メートルとまちまちなのもなんかそれを象徴しているような。乗換用改札があるってことは、あの距離、地元民はみんな歩いているの? それに限らず天神は街が広くて移動の仕方がわからないので、次までには調べておく。京都だとバスについての情報はあちこちで見るけど、天神についてはそこまで親切ではないと感じます。あと、土地勘のない関西人が知ったこと。
荷物チェック
たこ足
充電線 USB新
充電線 USB古い x2 ★
充電線 カメラ
パンツ
くつした
かさ
耳かき
ノート&ペン
宿情報を映しておく
タオル(銭湯用)
切符
1/7 佐世保周辺観光(針尾送信所・無窮洞)
前日、海軍墓地にて「海軍さんの港まちスタンプラリー」というものがあることを知った。佐世保で残っているのは次の2つである。
- 針尾送信所
- 無窮洞
記念品がとても欲しいわけではないけど、折角なのでチャレンジしてみた。
針尾送信所
公共機関での針尾送信所のアクセス情報はネットにほとんどなく、当日ぎりぎりまで行程を調べていた。おかげで佐世保の朝市にも行けずじまいでした。当日のルートは以下の通り。
08:00発 佐世保駅前 3番乗り場
西肥バス 国際大学経由ハウステンボス西門行
08:23着
08:33発 早岐田子の浦
西肥バス 西海橋コラソンホテル行
08:52着 高畑(長崎県)
佐世保駅前のバス停は、西肥バスセンターの中ではなく、その前の道路沿い。なお、この1本後だと西海橋コラソンホテルへの直通があるので、乗り換えなしに高畑まで行けます。
さて、7:58ごろにハウステンボス行きのバスが来たので乗り込んだが、国際大学経由のバスでないことに気づき、急いで降りることに。まぎらわしいよ。早岐田子の浦は待合所があり、いくつかの路線のハブになっている。ただ、周りには何もない。
高畑から針尾送信所までは、徒歩で20分強。デイリーポータルZの記事に何度も道に迷ったとあったのでとても不安だったが、今は道中に立て看板もあり、大きな高低もないので、意外になんとかなります。
結構遠くからもそそりたつのが見える3本の塔が、近づくにつれ迫ってくる様は圧巻。9:00-17:00の公開時間は1本の中に入れます。吹き抜けの中央に立つ細い鉄柱と壁に沿うタラップが上まで伸びていてかっこいい。また3つの塔の中央には、壁中がツタで埋もれた電信室があります。
あとで知ったのだけど、ブレイブウィッチーズで出てきたのは第1話なのね。てっきり、菅野とヒカリが競争で登ったあの塔だと思っていたわ。
無窮洞
ざっと見終わると、次はやはり早岐近辺にある無窮洞に向かいます。
10:28発 高畑(長崎県)
西肥バス 佐世保市総合医療センター入口行
10:47着
11:31発 早岐田子の浦
西肥バス 小森橋経由宮津町行
11:49着 長畑町
ネットで最寄のバス停は宮支所入口と出るが、長畑町からも十分近いのとすぐ近くにコンビニもあるので便利。
ただ、想像していた通り、ふつうに横穴なんですよね。勿論、当時の国民学校の子供たちが防空壕として2年かけて手作業で掘り進んだ(しかも未完成のまま停止)、という経緯には苦労をしのばずにいられないですが、観光としてはすぐに終わります。余裕があるなら、梅ヶ枝酒造とあわせて行くのがいいのではないですかね。
後の時間はなるべく博多で費やしたかったので退散。
12:48発 長畑町
西肥バス 佐世保市総合医療センター入口行
13:30着 佐世保駅前
13:42発 佐世保
JR みどり18号
15:34着 博多
一昨日に続き、新幹線への乗り換えが10分そこそこしかない。もうちょっと時間があればLOG-KITで佐世保バーガー食べれたのに。なにこの西村京太郎サスペンス。ただ、この経路ならJRへの乗り換えは佐世保ではなく早岐がよかった、と後で思いました。博多・天神での顛末は次のページに。
1/6 佐世保市内観光
呉、舞鶴、横須賀は訪問済みなので、いずれは佐世保に行かねばと思っておりました。調べたところ、嬉野温泉から佐世保は直通バスがあるもよう。すばらしい。なお肥前鹿島に戻ってJRで向かうと2時間以上かかってしまいます。
西肥バス 三川内経由柚木〔矢峰〕行
嬉野温泉〔嬉野バスセンター〕8:21 9:41 10:37→ 佐世保駅前 9:28 10:49 11:44
前後日の曇りの間で、この日だけは好天だったことから、夕方に九十九島を見に行こうと決める。9:28に佐世保に到着すると早速観光センターに行き、SASEBOクルーズバス「海風」を予約。なお、SASEBO軍港クルーズは冬季運休とのことです。残念。
観光には、艦これ速報さんのページとなぐもカレー部さんの「赤城さんの佐鎮食べある紀行」を参考にしました。
倉島岸壁
海自保有の艦船の一般公開があります。徒歩10分ほどですが、途中中央卸売市場で曲がってしまうとたどり着けません。佐世保駅からの徒歩経路を確認しましょう。
この日は乗船できたのは護衛艦ありあけ、岸壁にいたのは護衛艦さわぎりと掃海艇3隻。ドックのほうにはあきつきがいたらしいけど。夏のほうがもうちょっといるのかもしれない。タラップの両脇に門松を置くものなのね。
岸壁の端からは米軍の船が見えるのだけど、有名な揚陸艇はもっと大きいのだと思ってた。
この時点で10時半頃だったので、方向的には逆だけど京町の有名な佐世保バーガー屋であるビッグマンへ。注文するまで店外で列に並び、注文するともらった番号札が呼ばれるまで待つ。30分ほどかな。店内でいただきました。バンズを手でつぶせば割と普通に食べられますね。ベーコンエッグバーガーは味がごてごてしてなく、卵が前面に出ていてかなりいい感じ。
東山海軍基地
市内中からのバスが多い(京町からも直通がある)「大宮町」バス停からが歩くのがいいでしょう。やはり佐世保籍の船の慰霊碑が多い(第三戦隊、第五戦隊、22,24,27駆、空母は葛城以外全て)。後興味深いのは、
あとは、友鶴事件の慰霊碑ですかね。そういえば武蔵がないなと調べたら、わりと最近に武蔵氷川神社に建立されたのですね。霧島&藤波をはじめ他の慰霊碑も割りと新しいのが多いです。
佐世保史料館(セイルタワー)
やはりバスの多い佐世保総合医療センター入り口バス停から歩いてすぐ。道をはさんで鎮守府凱旋記念館があるので、まずはそちらに。 補修されているので普通の体育館みたい。
佐世保史料館では、長崎海軍伝習所の昔からの海軍の史料が、全7階に展示されています。本当いろいろあるのですが、WW2で全艦船が沈んだ地点を記した地図が圧巻です。細かすぎてずっと見ていても飽きない。あとは2階の史料閲覧室の蔵書がすごい。いろんな方の寄贈本が収められているのだが、坂崎ふれでぃ氏の「史実で艦これ」で参考資料として書かれている有名本がばんばん置かれている。軍艦長門の生涯が3セットあるのにはわらた。
赤レンガ倉庫
バスで佐世保駅前に戻ってきて、ツアーのバスで向かいます。米軍基地の前をすぎ、佐世保重工(SSK)の入り口に。奥には巨大なクレーンが建っています。サー・ウィリアム・アロル社のジャイアント・カンチレバー・クレーンで世界にも10台しかないものだとのこと。すぐ横に米軍の軍艦がいるのだけど、そっちは写真をとらないでください、と。また居並ぶ赤レンガ倉庫は現在も使用されているらしい。舞鶴が観光資源化しているのを考えると素直にすごい。
SSK 第4ドッグ
ドッグは中に入ることはなく、横の高台になった歩道から見下ろします。武蔵建造の際に周囲から見えないように築かれた土壁が今も残っています。ドッグではタンカーを造っていました。空のいたる方向に伸びるクレーンが最高です。
展海峰
九十九島を見下ろす展望台は3つあるらしいですが、夕方の景色を見てみたかったので、 展海峰のコースを選んだのでした。陽が落ちるより少し前だったので感動的というほどではなかったのですが、色づき始める海と影を落とす島々の対比はなかなかによかったです。
移動手段を持たない人には、これだけをまとめて巡れるクルーズバスオススメだと思いますよ。
ささいずみ
佐世保名物レモンステーキも気になったのですが、ゆーてレモンでステーキやろ、とイカとアジの生造りを食べさせてくれるささいずみに。イカは甘くてべたつくこともなくてかなりいい。アジもぷりぷりしてる。あと、佐世保名物というハーブ鯖の焼ものは、ちょっと生臭さが減ってて食べやすいかもな、といったところ。あとはすりみ揚げとおこぜの味噌汁で、結構なお値段になりました。
蜂の家のジャンボシュークリーム
お腹いっぱいで食べられる気がしないが、明朝食べればいいかと、佐世保アーケードを歩いてシュークリームを買いにいく。熊本に引き続き佐世保もアーケード世界最長を謳っているらしい。クリームの中にリンゴとバナナが入っていて、黒蜜がアクセントになってなかなか美味しいです。
1/5 祐徳神社から嬉野温泉
霧島温泉から祐徳神社まで
当初は肥薩線から人吉経由で上に行こうかと思ってたのですが、天気が悪いのと(車窓の景色が評判)どうしても祐徳神社に行きたかったので、新幹線を使うことに。最寄のバス停である塩湯温泉からはこんな経路です。
- 塩湯温泉 8:29→鹿児島空港 9:02
いわさきバス/南国交通/鹿児島交通 鹿児島空港-鹿児島本港 鹿児島本港〔高速船ターミナル〕行 2番のりば
JR九州新幹線 さくら550号 新大阪行
祐徳バス 祐徳線 祐徳神社前行 3番のりば
- 鹿島バスセンター 12:33→祐徳神社前12:44
鹿児島空港でトイレに行って乗車券を買ってると目の前で9:10のバスが出て行きました。なんてこった。すぐやってきた9:20発のバスも遅れ、鹿児島中央駅に着いたが10時少し過ぎ。降り場は、駅とロータリーを挟んで反対側。これは新幹線乗れないな、と思いつつ早足で歩いていたら、乗車券買ったところで3分前。階段を駆け上がり、なんとか乗ることができました。
次に心配になってくるのは昼食の確保。新鳥栖は新幹線と在来線の改札が別になっていて、間にコンビニがあったのでそこで弁当を調達。
肥前鹿島の駅前に鹿島バスセンターがあります。祐徳グループは関東の東急のようにこの地を牛耳っていて、デパートなどに進出しています。
祐徳稲荷神社
日本三大稲荷と称されますが、今回の旅で調べるまで知りませんでした。鹿島藩3代藩主直朝の奥方である萬子さまが早世した2子の供養を契機に出家し、お稲荷さんの社を建てた、とのこと。参道には土産屋が軒を連ね、屋台もその外に並んでいる。
歩くと見えてくる楼門は朱塗りでとても煌びやか。多くの信仰を集めているのだろうと思います。入るとご本殿の全体を見ることができます。急な斜面に、清水寺と同じように柱を組み上げた上に本殿が立てられています。懸造って言うですって。しかし写真でも凄いと思いましたが実物には圧倒されます。これだけでも旅の目的は達成されたもの。
本殿横のお守り売り場で商運やえんむすびを脇によせ圧倒していたのが、うまくいく守。特大もあります。もともとお稲荷様では初午がご縁日ということもあり、この社でもうま推しなのですが、それでもどうよw なお本殿降りたところには左馬(うま→まうで縁起物ということらしい)の大きな絵馬があります。
さて、本殿の裏からは奥の院に伸びる階段があります。最初はやや急ながら曲がりくねる坂道に朱塗りの鳥居が隙間なく並び、なかなか楽しい。しかし後半は急な山坂に石を並べた階段らしきものを登っていかないといけず、中々大変です。ただ上にある奥の院からの眺めは絶景で行く甲斐はあると思います。
嬉野温泉
疲れたので祐徳博物館も行かず、嬉野温泉に直行することに。
祐徳バス 嬉野線 湯の田行
- 祐徳神社前 14:30→嬉野温泉〔嬉野バスセンター〕15:14→湯の田15:15
ホテルに荷物を置き、さっそく外湯に。九州八十八湯めぐりに名前のあがっていた嬉泉館にお伺いしました。嬉野温泉というとぬめりのある泉質が特徴なのですが、後に入った温泉と違って、ぬめり度高いですね。体に効きそうです。
次は少し早いですが、湯豆腐を食べに宗庵よこ長へ。美味しんぼにも出てきたとのことで、後で当該の回を読みましたが、話の筋はともかく美味しさが伝わってくる内容でした。定食ではなく、月見湯どうふ単品をいただきました。自前で作った豆腐が温泉の湯を湯汁に使うことで溶け出し、とても柔らかくなっています。ふわふわと言っていいかな。湯汁に味がついているので出汁を別に使う必要がなく、そのままやさしい味を楽しむことができます。これはおいしい。
その後一度宿に帰りました。嬉泉館で知ったのだけど、嬉野温泉の宿泊客は2箇所まで外湯に500円で入れるチケットがあるそうで。で、向かったのは和多屋別荘。迷いそうになる館内を歩くと見えるのは、しし舞やら金魚ちょうちんやらでハイソ感あるなーと思ってると、脱衣所はなんか小汚く、中のシャワーも銭湯みたいで、ん?といったところ。川面を眺めながらの露天風呂はよかったです。
晩飯はよさげなところが見つからず、近くのスーパーで買った鹿児島港直行の刺身と久留米ラーメンのカップめんとローカルなお菓子で済ませました。ホテルにはマンガがたくさん置いていて、時間がないのについつい読んでしまいました。朝食も美味しかったです。