2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧
結構前に読んだんだけど、なかなかうまくレビューがまとまらなかった。「ハーモニー」で気になったのは読後感のどうしようもなさだった(注:ほめてます)。カタルシスもない、不毛ですらない。自分の周囲で変わっていく世界をなすすべもなく眺めている。 とは…
参加してきました。とりあえず、発表内容とQ&Aを。 てってってーP「アイドルマスター データマスターSP(仮)」 データマスターシリーズなど、ランキングデータ集計自動化のためのアイドルマスタータグ全データ取得について。 桃月Pは朝4時に起き、5時に取得…
ギブスンとスターリングが組んだ小説って想像できなかったので敬遠していたのでした。面白い。1、2章は(作品では"反復"という単位を使っている)、登場人物紹介が主なのでもたつく感があるけど、3、4章はダレずに話がどんどん進んでいく。解説で巽さん…
文庫化を機に読みました。面白くて、600ページを1日で読みきってしまった。まず文体、そして描写がすばらしい。本の裏にある解説に「自閉症者ルゥのこまやかな感性で語られる〜」とあるけど、"こまやか"なんて簡単な言葉で済ませられないぐらい深い。とにか…
上を受けて。 ネットへの言及は減らす。誘惑に負けるかもだけどw といいながら早速1/25のニコニコ動画データ研究発表会に参加するのですが(^^;; 本をもっと読む。意図して時間を取ろう 限られた時間をきちんと自分に投資する。構想を練るよりも、アジャイル…
影としてのCGM - END_OF_SCANの続き。どこから来たのか - END_OF_SCANも関係している。 CGMに拘泥するほど、影に囚われていくように感じる。影は、光の当たる方向にあわせて形を変えることが出来る。しかし、影は顔も名前もない。光の当たらない場所では形を…
新しいノートPCを買おうかとも思ったのだけど、 Let'sNote Rシリーズは、もっさい Vaio TypeTは会社で使ってる Dynabook RX2は高い UMPCは電池もたない ということで、SSDが低廉化してからの新モデルに期待するのがよさげに思えた。ということでそれまでのつ…
どーもイーガンは苦手。研究者の技術に関する会話とか疑問が頭悪そうなんだよな。当たり前のことばかり書いている。なので表題作は読めなかった。しかし、他の作品はイーガンらしくなくて面白かった。「銀炎」の現実とフィクションの境界があいまいになって…
「終わりのクロニクル」には3つ不満があった。 全竜交渉がどれも最後は喧嘩で決着をつけているところ サブキャラがおしなべて底が浅い 主人公の佐山の動機付けは物語を引っ張るにはつらい 「境界線上のホライゾン」では1),2)には満足してる。正純さんのディ…
家計と似てる。狂った(ほめ言葉です)妄想/思いこみを持った登場人物の多くが、薄っぺらい現実の上で何かを演じている、というところが。普通でいることの軽さ、しかしそこにコミットせざるを得ない現実。選択の危うさも含めてきっちり描く力量は、まあ芸風…
よく書けているけど期待したほどでもないなぁ。続きがどうなるかわくわくしないんだよな。揺らぎがない、ツイストがない、サスペンスがない。文が端正なのもよしあしだ。アランとステラのどっちつかずの関係に、やきもきしないんですよ。アランの成長も葛藤…
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。