5/3 妙義神社・貫前神社・富岡製糸場

前泊してないと行かなさそうなところということで、妙義山近辺の神社に行くことにしました。最初の目的地妙義神社へのアクセスは、富岡からの乗り合いタクシーしかないのですが、これだと現地で3時間過ごす必要があります。さすがにそれは無理だろうということで、最寄駅の松井田からタクシーで向かうことにしました。

  • JR高崎行:前橋8:06→高崎8:21
  • JR横川行:高崎8:42→松井田9:05

高崎で20分の乗り換え時間を挟んで、駅弁で横川名物峠の釜飯を買いました。松井田駅にはタクシーが待機していないので、電話をかけてきてもらいます。妙義神社までは10分ほどで料金は1400円くらい。

妙義神社

創建は約1500年前と古いのですが、特に江戸時代に将軍家を始め多くの大名の崇敬を集め、建築された本社・山門とも壮麗で「上州の東照宮」と呼ばれているそうです。じゃらんの口コミでは、雰囲気も建物もすばらしいけど石段が急で大変という声が多く、前日は夜から雨で当日なんとか雨も止んだところで、本当に大丈夫なのかとおっかなびっくりで訪れたのでした。

江戸時代作とは思えない鮮やかな朱塗りの総門を抜けると、石段に石段が連なる中々の威圧感。特に最後の石段は歪んで撚れていて超びびったのですが、ゆっくり登れば案外なんとかなります。これなら、祐徳稲荷の奥の院の方がずっとやばい。

階段を登りきったところにある唐門は、扉の鳳凰の彫刻が気合入りまくっています。そしてその中にある本社は、確かに東照宮を思わせる派手さ。黒塗りの神社なんて初めて見たわ。加えてそこかしこの金ぴかに多色に塗られた彫刻と、どうしてこうなったと言わずはおれない。

しばらく写真を撮ってましたが、それでも他に社屋がないのでは時間をもてあましてしまいます。横の女坂を降りていきます。こちらものどかな景色を楽しめます。帰りのバスは11時40分と時間があるので、少し歩いたところにある道の駅へ。そこにある観光案内所で、横を10分ほど登ったところにある、美術館と休憩所(妙義ふれあいプラザ)を教えてもらいました。ここは本当におすすめ。美術館から休憩所への道すがらで妙義山全体を拝むことができます。

妙義山は奇岩が多いことで知られ、日本三大奇景のひとつに数えられているそうです。妙義山を眺めながら食べる釜飯は最高でした。なお、妙義ふれあいプラザには温泉もあり、実は割りと時間をつぶせそうです。あと、妙義ふれあいプラザ自体は入館にお金がかかるのですが、外で釜飯を食べていると、釜飯買ってきた人は特別で入ってもいいよ、と職員の方に声をかけてもらいました。

一ノ宮貫前神社

妙義ふれあいプラザの前で乗り合いバスに乗り、神社裏のバス停で降ります。名前の通り、貫前神社上野国の一宮です。階段を降りて参拝する「下り宮」で有名なのですが、どういうことよ、と気になっていました。神社全体はかなりの高台にあるのですが、社殿自体が総門から降りたところにある、という構造です。神社裏からは、坂の上りながら回り込んで総門の前まで出ます。

門をくぐってすぐに左に行くと、いろんな神社の末社があります。乗り合いバス(ほとんどタクシーなのですが)の運転手に、この中に東照宮の三猿がこちらにもある、と教えてもらったのでした。日枝神社に確かに見ざる言わざる聞かざるが居ります。あと、横に生えているスダジイが数本の枝幹が縒りあう不思議な幹をしていて面白い。

改めて石段を降りていき参拝をします。こちらも特に徳川家の庇護があったということで、朱塗りの立派な社殿を見ることができます。社の裏は森になっているのですが、その中には俵藤太が植えたとされる樹齢1000年を越える杉があります。ただ、ほぼ立ち枯れしてしまっているのが悲しい。

 富岡製糸場

参拝を終えて山を下り、上信電鉄上州一ノ宮駅から上州富岡駅に向かいます。ここまできて富岡製糸場に行かなかったら二度と来ないだろうなー、と。駅から10分、建物の前には行列が出来ています。どうやら入場券を買う行列のようです。事前に買っておくのがよさげですね。しかし入場料1000円というのは高く感じてしまったのですが、入って納得せざるを得ませんでした。敷地広いし、建物多いし、これは維持大変ですね。しかも、現在は別棟も見学できるよう補修中とのことで、世界遺産に選ばれたとはいえ色々入用でしょうね。

展示としてはやはり、繰糸機ですかね。あとは、いかにも工場な製糸場と工員が暮らしていた寮などの建物とのギャップですね。

とくに繰糸機を見ていたため、1時間半ほどの滞在となりました。

帰りに、高崎で名物である登利平の鳥めしと川場の飲むヨーグルトをお土産に買いました。鳥めしは肉がやわらかくて味がしみていてさすがの美味しさでした。飲むヨーグルトも味が濃厚でよかったです。