2008-01-01から1年間の記事一覧

http://www.tvblog.jp/event/archives/2008/04/

今回はCNet協賛でミッドタウンで開かれました。感想はまた後日書くとして、ログをアップしておきます。

遊蕩してる場合じゃない

森博嗣的な天才の終わり - END_OF_SCANで20世紀的な知的活動が壊れてきているてな話を書いた。その際、http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1240.htmlを引用したのだけど、松岡正剛さんも次の回、http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1241.htmlにて同じ…

テレビ進化論 (講談社現代新書 1938)

「テレビの次」についてはよく行われている議論なのでそれ以外の部分について簡単にメモ

森博嗣的な天才の終わり

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犀川萌絵シリーズの頃の森博嗣は本当に好きだった。勢いあまってN大で開かれた特別講義も聞きに行った。その"講義"が始まる前に配られたレジュメに、彼の思索の断片が書き記されていた。その中のひとつに、人の人格はこれからオブジェクト指向的に振舞うよう…

Orval紀行

Tips: Florevilleからのバスは平日でも曜日によって運行しない便がある。バス会社TECのサイトで運行スケジュールをチェックすること。 Westvleterenは別格として、トラピストビールで一番好きなOrval。やはり聖地巡礼しておかないと、ということで行ってきま…

Hoegaarden紀行

Tips: TienenとTirlemontは同じ駅のそれぞれオランダ語、フランス語での言い方 最寄のバス停Au Canelからの行き方をちゃんと調べておくこと Hoegaardenが大手ビール会社InBevに買収されて以来Hoegaarden村ではビールを造ってないんだろうと思っていました。…

4/24から5/3までベルギーに旅行に行っていました。

基本、信頼は不安に勝てないんだよな

hirokiazuma.com 標準化の会合で、他国の良識や常識を信用して負けた日本人の技術者たち(自分含む)を何度も見てきた。信頼社会と不安社会がぶつかれば不安社会が勝つんですよね。明らかに。 どのような状態が信頼に値するのか、不安になるのか、国によって…

スノウ・クラッシュ

メタバースについて語るなら、これを読んどけと言われているらしい。会社にあったので読んでみた。 ミームねた(作中ではミーと書かれててずっとわからなかった)は最近だと「虐殺器官」でも使われたけど、スノウ・クラッシュでは作品を展開させるのにあまり…

非常に多くの同人誌が作品の無断転載を禁じているのは

面白いし興味深い。あるいは、二次創作の中でのパクリ論争。他ならぬ二次創作者が自身の作品を他人に流用されることを許すことができなかったりする。自分のコントロールできる市場でしかコンテンツ流通を許さない既存メディアを批判する意見は非常に多い。…

二次創作のパレートの法則

初音ミクと鏡音リン・レンの関係は興味深い。 ニコニコにアップされるオリジナル曲の多くは初音ミクだし、MikuMikuDanceも初音ミクがとりあげられている。素材がオープンであればそれだけコンテンツが多く作られる、という理屈から言えば、鏡音リン・レンも…

メルクマールとしてのJoost

個人的にbrancoブロガーミーティングでのハイライトは、Joostと比較しての差別化要因は何か、という質問だった。ソニーの人は、JoostはVoDだけどbrancoはテレビと同じく垂れ流しなのが大きく違う、あとJoostはP2Pでありコンテンツホルダーにとってどうしても…

brancoブロガーミーティング

品川にあるソニーマーケティングで開かれたAMN主催のイベントです。感想をまとめなきゃと思いながら日が経ってしまった。ともあれメモだけは載せておきます。

ファーストペンギンのSONYを応援したい

日本のメーカで既存のメディア産業とネット文化との橋渡しに熱心なのはダントツでSONYだ。映像共有のeyeVioやブログパーツのFLO:QやTV上のガジェットを扱うアプリキャスト、それに無料IPテレビのbranco。どれも本当に斬新というわけでもなく、むしろ同じよう…

CGMにおける身体性の拡張

もう少し話を広げると、例えばYoshio Nakamuraさんの「$@?M4V$N3HD%(J」にもあるように、メディアが身体性の拡張という考え方はよくある。実際ブログやSNSなどソーシャルメディアで自分の意識が届く範囲が、ネットという社会における自分の身体を規定して…

メディアはメッセージではない

ティンときた! - behind the counterなるほど。すばらしい。 確かに、ユーザの行動はメディアに縛られなくなった。メディアがユーザの行動に従属しなければならなくなった。ユーザのゆるい反応も含めた表現の場として成立しているのは、今のところニコ動し…

「ナショナリズムの由来」買った

なんて殺傷力の高そうな本なんだw 斜めに入った銀色の帯がまた凶悪さを表現しているよなー。 I-1まで読んだ。 普遍主義が民族主義に転化するのは何故か、という問題は、ネットのあちら側がその理念とは反対にこちら側に対して排斥的でこちら側と同じように…

「コモンズ」たちの暴力

ttp://d.hatena.ne.jp/AKIYOSHI/20080319#p1個人を糾弾するのではなく、その背後にある神を撃つためなので、h抜きで。 魅力のないコンテンツに人は集まらない。なのに「オタク」かくあれかしと、システムへの奴隷になることを強要する人たちがいる。エコシス…

今更というか、何度も書いていることなんだけど。

BSアニメ夜話:3/18「トップをねらえ!」

明日録画し忘れそうなんで、メモ。

ソーシャルメディアと集合的人格

Web

作家論ってありますよね。作品群の特徴や傾向を作者の生き方や性格に還元して説明するタイプの批評です。多くの場合、作家論は乱暴で作品そのものを正確に評価していない、と言われたりする。でも、どうしても作品よりも作家について考えたくなる。作品を否…

のだめカンタービレ20

前巻も面白かったけど、最新刊はもっと面白かった。ブレインの大澤さんや茂木さんがマジですよw 音楽マンガでは表現能力の向上を描くことは避けて通れないのだけど、例えばBECKみたいにほとんどが、ひたすら練習&あと何か神がかり的な才能でまかり通っちゃ…

外だから見えること、中でしか見えないもの

2007年のエントリーでも、モロッコで書いた「世界の何をconfigするのか - END_OF_SCAN」、4月にサンノゼで書いた一連のエントリ、7月にジュネーブで思ったことをまとめた「「フラワー・オブ・ライフ」の小さな物語 - END_OF_SCAN」は、自分でもお気に入りだ…

ry)行くよ(゜∀゜)

飛行機は前金払ったし、ホテルも南駅前にとった。

異化のチープ革命

コンテンツを自由にマッシュアップできればこれまでの創作にはないものができる、という信奉は根強い。でも、なぜそうすることで面白いコンテンツが出来るのか、という問いへの答えはあまり見かけない。コンテンツが自由にマッシュアップできると本当に幸せ…

ベルギーに(ry

そろそろベルギーに行っとかないかん気がしてきてる。今朝ちょっと調べてみた。 航空券の値段を見ると4/24-5/2以外ありえなさそう。ロンドンからユーロスターで入る方が安いのかな。5/1にブルージュで聖血の行列つー祭りがあって、ブリュッセルからは鉄道で…

動画のフォーマットについて補足してみる

AV

【SP1】H.264、800kbps、容量アップ -SMILEVIDEOの新機能-‐ニコニコインフォ H.264の表記がいろいろある件 動画像符号化の国際標準規格を決めている機関に、ISOとITU-Tがある。MPEGはISOの下部組織。H.264というのはITU-Tでの呼び名。MPEG-4 Part 10 AVCがMP…

Creative Commonsは解にならないのではないか

mixiの件でみんなが危惧しているような、ネットで公開したコンテンツを引用・二次配布する場合だけど。 あくまで私の場合だが、二次配布がネットの上でなされておりリンクを押せばすぐにオリジナルのソースにたどり着けるのなら許容できる。しかし、本のよう…

もう極論はいいよ

今の著作権法の著作者人格権は強すぎて問題があるのは確か。でも、表現したい人は確かに作品に自分の一部を投影しているわけですよ。じゃあ落としどころはどこかってことだろ。CCでクリアできる場合は多いだろうし、それでも問題があるかもしれない。もしmix…

「裏切りの闇で眠れ」

ストイックさもセンチメンタルさもなく、ただマフィアの内部抗争を描いている。といって銃撃戦ばかりやっているわけではなく、ボスは愛人のためにナイル河ツアーに行こうかと言ってみたりクラブの新人の味見をしてみたり、あるいは主人公の相棒が結婚相手の…