ONE PIECE

アラバスタ編まで読んだ。ヤボだと思いながらもちょっと書いてみる。よく知ってしまうと書けないだろうしね。

  • 巻き込まれ型の主人公が多いこの頃だけど、周囲を巻き込む主人公ってめずらしい。しかも、主人公がトリックスター
  • ゴムゴムの実を食べたってのは重要なポイントですよね。「デジモン」で細田監督が素手で殴るのが視聴者に爽快感を感じさせるのに重要、という話をしていたけど、実際主要キャラで素手で攻撃するのはユフィとチョッパーぐらいなんじゃないかな。
  • 作品の中での扱いとしてもルフィとチョッパーはとても近い。ゾロとサンジもどちらかというと近い(正確は違うけど)。アニメを見る限り、ナミとロビンも近い。ここまでメンバー編成に偏りがあるのは珍しい。
  • 麦わら海賊団の「仲間」っぷりはまあジャンプだからいいとして、敵の人間関係が概ね希薄に設定されている。仲間との絆の強度が強い人たちほどルフィとの距離が近いように配置される。

アラバスタ編はよく出来ているなぁ。タイムリミットの縦軸と、海軍本部の話やロビンの話やらの横軸が適度に巡らされていて。

(追記)W7編まで読んだ。W7編は出色の出来だな。OPは伏線回収すげーとよく言われるけど、それよりも話の焦点を動かしながら集約していく様にほれる。アイスバーグとフランキーの関係が話をうまくまわしていていい。ウソップ関係のエピはなんだかはぐらかされた感もあるけど、ロビンのトラウマ回収をきっちりやっているからまあいいか。