レビュー

成恵の世界8

まぁ、絵とかコマわりとかぐだぐだなわけですが、脈絡なくはっちゃけるところは実に正しいSF展開で爽快感がありますよ。ヘビが出てきたり、最終承認するところなど。「トラぱら」のバカSFネタの尽きつめっぷりとその直後の「Shooting Star」の男らしい端正な…

陰陽師12

前の巻をほとんど憶えてない。小さき子が何を指しているのか、どういう役割を果たすのか、はちょっと理解できていません。クライマックスに晴明vs道満の射覆合戦を持ってくるのは想像してなかった。や、確かに、陰陽道が強い影響力を持っていたあの時代のク…

オペラ座の怪人

自分がミュージカル好きなのを再確認した。突然歌いだしたり突然掛け合いするたび、キタ━(゜∀゜)━!!と頭の中で叫んでいる自分がいる。オペラ座はアンサンブルが面白すぎ。しかし、愛の歌が総じてしょぼいところがウェーバーの最大の弱点だよなー。怪人が登場…

ミリオンダラーベイビー

前半は、唐突な出だしでいきなりボクシングしたいなんて言ってくるし、なんだかんだ言いながらさくさくとボクシング教えだすし、意外に凡庸な脚本だなーと思ってみていたのですが、あー、そういう話なのね。ミニマルにてcompleteな登場人物。自然主義的では…

マリア様がみてる 薔薇のミルフィーユ (コバルト文庫)

感想書かなきゃ、と延び延びになってました。かなりの傑作。グランスール(令、志摩子、祥子)と身近な男性とのつながりにプティスールたち(由乃、乃梨子、祐巳)がやきもきする、という共通の筋立てながら、これだけテイストの違う話を作り上げたところに…

BECK23巻

メンバーの性格付けはどんどん平坦になっていき、周囲の人がやはり魅力的。蘭の態度がころころ変わる描写はなかなかマネできるもんではない。修羅場くぐった感が出てる。おかげでソリッドロックの白鳥たんの裏表なさがとても魅力的に見えてくるもんなー。コ…

デスノート7巻

記憶が戻ってからの怒涛の展開はさすがなんだけど、何か物足りない。それは、月の性格がどっちでも話が淡々と進んでいく点。火口編のとき、あれだけ立場が変わっているのにchange of paceになってなかった。結局これからも淡々と進んでいくのだろう。 ところ…

「姑獲鳥の夏」

原作がすでに脈絡ない話なのだが、映画だとそれが絶望的なのですよ。最初から最後まで、眩暈せよと言わんばかりのカットと演出と薀蓄口上で、途中で疲れてくる。原作だと、薀蓄パートとか敦子たんとのやりとりとかが緩徐部になっているんだけど。原作だと、…

逆境ナイン

映画の方。日の出高戦での怒涛の名言オンパレードが好きなのに、全然出てこねーよ。「形の上だって勝ちます」とか「無理が通れば道理は引っ込む」とか「やる気パルス」とか「飛行機が空高く飛べるのは(ry」とかもない。あとガッツ高校の負けっぷりとか、日の…

翡翠峡奇譚1, 2

「打ち切りの女神見参!」って(w マンガについては基礎教養のない人なので、楽しんで読むことが出来ました。確かに、次から次へと曰くありげなキャラが出てくる展開と、オカルトムンムンな世界設定に、なにもかも皆懐かしいと呟かずにはいられない。最強キャ…

きつねさんに化かされたい! (1) (まんがタイムKRコミックス) (まんがタイムきららコミックス)

これはいいメガネですよっ。なんつーか、心の叫びを代弁してくれるかのようなエピソードばっかで。 こんなに包み隠さずメガネへの愛を語るなんてあんずさんのGJ。もう神認定です。 ところで、こくりのしょんぼり顔は特に萌ゆる。

ひかりのまち

最初は、自主映画くずれかよ、とすかして読んでいました。コマわりと演出が極めて普通で驚きがない。キャラのアップでごまかしがちなところや、スケールを感じ取れない(閉塞した街を描きたいようにもとれるし、茫洋とした街を描きたいようにもとれる中途半…

30girl

この作品はフィクションです。実在の人物、団体、事件には一切関係ありません。 日立は……(w つーことで再販の2巻をまとめて。ポップなのに勢いがあってのびやかで、不思議なほどに惹かれる絵柄。特に1巻8ページのラケットのようにフライパンを振ろうとし…