2006-01-01から1年間の記事一覧

Web 2.0 アプリの階層構造 by Tim O'reilly

Web

Web 2.0 は究極的には信頼に基づいている。 いつも指摘していることだが、信頼と新自由主義とは相容れるのか、というのが疑問としてある。Webの社会システムの歪みは結局ここに集約されると思っている。 信頼は常に壊れるもの。だけど、僕は Wallace Stevens…

データベースから言語へ、コンテンツの変遷

目的 ネットユーザ=視聴者にとってのコンテンツの意義が、テレビなどの既存のコンテンツと異なることを示す 要旨 新しいコンテンツアクセスは消費と表現が一体になっている それは20世紀の消費社会とは異なるパラダイムにある ネットで表現することがコンテ…

ユーザ=視聴者がメディアであることの本当の意味

視聴者はコンテンツを受容し分節化し新たに付与された意味を含めた形で伝播する。この処理はメディアの意義そのものである。すなわち視聴者がメディア(媒介者)になっている。 ユーザ=視聴者の中でも、ネット上での表現を進んで行う先進的なユーザは、メデ…

ソーシャルメディアでのコンテンツアクセスモデル

ネットで表現することがコンテンツ視聴の動機 ユーザは興味のあるコンテンツについて自ら進んでネット上で記述する。その内容は、作品の内容を知らない第三者のために書かれたものではなく、評論のように論旨のある文章でもない。しかし、独り言を全世界に伝…

コンテンツのパラダイムシフト

グーテンベルグの活版印刷発明以降、聖書の読み方が変わった。それまで朗読だったのが黙読になった。多くの思想家が、大衆の成立と近代的自我の確立はこの事件に因っていることを指摘している。コンテンツ消費で重要なのは、少なくとも近代の始まりにおいて…

視聴とネタ表現からなるコンテンツアクセス

YouTubeでユーザはコンテンツを次のように扱う 他人が教えてくれたコンテンツを見る ソーシャルメディアに貼ってあるコンテンツを見る 自分が面白いと思ったコンテンツは他人に教える。 現在のソーシャルメディアにおいて、コンテンツは次の2つの性格を持つ…

ネットユーザ=視聴者

認知とコンピュータサイエンスの変遷 - END_OF_SCANで、インターネットユーザの行動原理はこれまでの中央集権的な情報管理とは異なるパラダイムに属していることを指摘した。ユーザは互いにブレイクダウンとその解消を表現する。情報、特に理解のプロセスを…

びんしょうにならな

Web

と、かの大阪先生は、アジャイルプログラミングを先取りされてました。それはともかく、http://business.nikkeibp.co.jp/article/skillup/20060627/105180/を読んで、伺かカンファレンスでも形式よりも、びんしょうさと継続性の方が重要なんではないでしょう…

ワイドショー被曝

Web

前半部検閲削除。名前出して引用する必要はなかったし、他意もなかった。不適切な引用すみませんでした。テレビがないとですね、後継はどうすべきかなんて1ミクロンも気にしないですよ。意識にあがったこともない。私自身がアナーキストだからというわけで…

産経ニュース

Web

誰が上手いこ(ry これぞ、Social Media Optimization。あるいはプロダクトプレイスメント。はてブより、表記のぶれを見るための「誰がうまいこと言え」とリスト

ソニー、H.264対応の新「ロケーションフリー」

AV

みんなVGA未満とは何事ですか。 ところでW-ZERO3で動くH.264デコーダってあるんでしょうか。

何処に投げかける訳でもない愚痴のような

Web

コンピュータサイエンスの新しいデザイン - END_OF_SCAN - behind the counterへのレスのような。

コンピュータサイエンスの新しいデザイン

Web

Web技術の進化は、RSSといったより構造化された情報の普及をもたらした。セマンティックウェブの研究者にとって、RSSの爆発的普及は大きな驚きだったと聞く。これまで彼らは既存のWebページを如何に構造化するかに労力を費やしてきた。しかし、使い勝手のよ…

One Dimensional Society

Web

梅田望夫氏はオープンソース社会(OSS)が生み出す知について自身のブログで繰り返し紹介している。梅田氏はOSSの根底にあるものとして以下の2つをあげる。ハッカー倫理: レヴィーは『ハッカーズ』の中で、以下のものをハッカー倫理だと述べる。1) コンピュ…

システムが集約するものは理解のプロセス

Web

“Web2.0”を提唱したティム・オライリーは、「多くの人が使うほどシステムが便利になる」という特性の重要性を指摘している。Googleの検索技術の中核であるPageRankは、この概念を具現化した1つの技術である。 PageRankの発明者Larry Pageの指導教官だったT.…

独り言を全世界に伝播させるWeb技術

Web

ブログ、RSSはいまや一般的なツールとして認知されている。ブログの特長は、誰でも簡単に見栄えのするWebページを作れること、トラックバックにより双方向で意思疎通ができることにある 。Sixapart(代表的なブログ制作ソフト”Movable Type”の開発元)の日本法…

Web2.0の3つの軸

Web

梅田望夫氏の著した「ウェブ進化論 本当の大変化はこれからはじまる」は、Googleがもたらした情報変革をあらわにし、インターネットに立ち上がりつつある新しい文化がこれまでと全く違ったパラダイムにあることを指摘している。一般にこれらの流れは、”Web2.…

認知とコンピュータサイエンスの変遷

Web

目的 伝統的な合理主義とWeb2.0とのギャップについてまとめる 要旨 ブログのように簡単なユーザインターフェースとWeb技術が総表現主義を実現する Web2.0技術により理解のプロセスが共有され、集合知が創られる。 理解のプロセス共有は、伝統的な合理主義(…

Why optimize it, Who optimize it?

Web

丁度、メディア・パブ: “Social Media Optimization”,一気にマーケッティング・バズにというエントリーが出ている。Web2.0的トラフィックを増やす=インタラクションを増やす、だ。なぜ増やすのかといえば、それがWebでの共創的な知を産み出すからだ。そこ…

インターネット映像配信ビジネスの課題

AV

これまでの内容をまとめると、ネット側から見たときのテレビの状況は次の通りである。 魅力あるコンテンツ制作(高臨場感、編成):影響力を失っている。完全になくなることはないがこれまでのように視聴者の注意を独占することはない。 情報の信頼性:影響…

exposureからengagemementへ移行するマーケッティング

AV

Web技術がユーザの嗜好傾向を即座に捉え、容易にコンテンツ編成を行い得ることは上に述べた。CMにおけるターゲッティングが年齢・性別・住所に基づくアバウトなものだったのに対し、Web技術に基づくターゲッティングは直前のユーザの行動まで考慮した精確な…

新しい伝播モデルと視聴ライフスタイル

AV

Web2.0と表現されるネット社会では、口コミネットワークが自然発生する。ネット自体が情報を仲介するものであることからソーシャルメディアと呼ばれる。 ソーシャルメディアでは、コンテンツ制作者と消費者との間にインフルエンサー(シンセサイザー)と呼ば…

製作社と連動したコンテンツ制作への疑問

AV

全日本テレビ番組製作社連盟は、コンテンツの権利、料率の見直しのための活動をしている。経産省の「映像コンテンツ制作に係る委託契約についてのアンケートの結果について」によれば、少なくともこれまで、製作社は放送局の下請けとして多くの負担を強いら…

情報の信頼性のゆくえ

AV

インターネットの普及にともない、ネットのこちら側に属する人たちがネット上に情報を公開する、もしくは個別の視点で意見を表明する機会が増えている。梅田氏が指摘するように、Web技術の進歩は個人が大勢の人に情報を発信するのを容易にしている。彼は自身…

テレビ局による編成の限界

AV

テレビ局は1分単位で視聴率を監視し、きめ細やかな番組制作・編成を行う。一方で、視聴者が過剰な演出に嫌気がさしているのも事実である。インターネットではブログやRSS、ソーシャルブックマークの監視により話題の盛り上がりを効率的にとらえる技術が実践…

高臨場コンテンツへの3つの疑問

AV

政府主導のユニバーサルコミュニケーションには、超高解像度の映像/音声に加え、触覚・嗅覚といった他の感覚を伝えることで超臨場感を実現するという項目がある。映像に関しては、HDTV以上の映像表現の研究がすすめられている。NHKは8000x4000画素の解像度の…

テレビ局がコンテンツ配信で強みだと思っている点

AV

テレビは、以下の4点でインターネットでの映像視聴より優れていると言われている。 コンテンツ制作能力: 高品質なコンテンツ制作、視聴率を監視し視聴者動向に対応するきめ細かいコンテンツ制作、報道など情報ソースのはっきりしたコンテンツ制作、プロダ…

テレビからネットヘ、メディアの変遷

AV

目的 コンテンツビジネスにおいてネットのあちら側の人(主にテレビ局)とのギャップをまとめる 要旨 コンテンツビジネスでのテレビ局の優位性は全てにおいて揺らいでいる 編成と動向把握ではWeb技術が優位である。 視聴者のリテラシーの変化により、コンテ…

系統樹の研究

Web

が最近すごい進んでいる、って何で読んだんだっけかな。分子系統樹とか。アンチコミュニカティブなITのひとつだと思う。リンクを一つ、「http://www.appliedbiosystems.co.jp/website/jp/biobeat/contents.jsp?COLUMNCD=3308&TYPE=C&BIOCATEGORYCD=6」。

とりあえず

Web

旬じゃない話題が延々残っている&同じ話題の別のURLがそろって上位に来るhttp://d.hatena.ne.jp/hoturlやkizasi.jp:ブログから、話題を知る、きざしを見つけるは何とかして欲しいもんだ。