京都東山歩き倒し

帰省先の関西で日帰りで色々行ってきました。

大学が京都だったこともあり、年に1回は京都に行っています。特に哲学の径が好きなんですよね。

四条河原町から京阪電車の四条経由で出町柳へ。下鴨神社も大好きなのですが今年はパスし、百万遍から銀閣寺下へ向かう。大学卒業して10年以上経つのだけど、全然景色も店も変わってない。モダン焼きのフジは部活の練習後にみんなでよく寄ったし、串八はとりあえず飲み会があるとここだったし、ハイライトは学部から院に入ってからも帰りがけによく夕食を食べたものです。前日に大阪駅に降り立ったとき完成した駅ビルに驚いていたものだから、時の流れなさが却って新鮮でした。

北白川といえばラーメン。関東にもある「ますたに」の本店に行ってみました。昔からあるのになぜか学生時代は一度も食べたことがなかったんだよな。疎水沿い、白川今出川の交差点の少し京大側にあります。お店は意外に小さく、店内も意外に庶民的。そして出てきたラーメンも意外なほど普通。昔、秋葉原に姉妹店が出てましたが、甘い醤油ラーメンという不思議な味でした。本店のは、京都で他の店でも出てくるなじみの背脂醤油。麺も細くて少しゆですぎなやわらかさ。九条ネギが美味しい。12/31に行ったのですが、持ち帰りを買いに来る客が多い多い。

さて、観光ではラーメンは2杯食べるのがルールなので、考えた末天下一品本店へ。去年も行ったけど。今出川から北大路まで歩いて行くのはちょっと疲れますねえ。途中にやはり有名店である「あかつき」があります。天一では評判の唐揚げを。味がよく染みていてちょっと硬め。まあ美味しいがラーメン2杯目といっしょにわざわざ食べるほどでもないか。

ここから再び銀閣寺下へ戻り哲学の径へ。冬場の寒い中でも往来はそこそこ。半分は海外からの人たちですね。最近はメジャーじゃないところも海外からの観光客が増えましたねえ。桜はないけれど、なだらかにくねる疎水と左手にそびえる緑の東山がとても風情がある。こんなところで後白河法皇らが陰謀を企んでいたのかと思うとwktkです。

王子神社から降りていき永観堂へ。いつもはスルーしていたのですが今回は立ち寄りました。立ち並ぶお堂はどれもいい感じです。特にそれぞれの部屋で壁や障子が昔のまま残っているのがいい。欄間に三十六歌仙の絵を並べている部屋とか、腰を落として当時もこんな部屋を使っていたのかと眺めていました。水琴窟はへうげものにも出てきましたっけね。ちょっと音は聞き取れなかったですが。ご本尊であるみかえり阿弥陀はなんか不思議ですねえ。見返りというか完全に横向いている。寝違えたんですかと。

永観堂を出てそのまま隣の南禅寺へ。水道橋はいつ見てもかっこいいよなあ。下の柱の穴を覗くとあわせ鏡を見ているようでぞくぞくします。南禅寺から適当に歩いていると知恩院に行けた記憶があるのだけど、Google Mapを見るとつながってなさそうなので少し回って知恩院へ。まだ工事中か。裏の鐘楼ではゆく年くる年の中継の準備をしていました。そのまま円山公園を抜けて八坂神社へ。出店ももう立ち並び、詣納めに来る人も多くて十分雰囲気楽しめます。

さらに時間があれば、清水寺まで抜けていくのだけど、時間切れでここまで。紅葉の季節に来たいなあ。というかレンタサイクル借りればよかった。

九州俗物旅行

11/8から11/17までの九州旅行の記録です。
11/08 長崎一日観光 - END_OF_SCAN
11/09 軍艦島ツアーの後に長崎から島原経由で熊本へ - END_OF_SCAN
11/10 人吉城・熊本城同時攻略 - END_OF_SCAN
11/11 熊本から高千穂へ移動&観光 - END_OF_SCAN
11/12 高千穂から阿蘇観光の後黒川温泉へ - END_OF_SCAN
11/13 黒川温泉から九重夢大吊橋を経て湯布院へ - END_OF_SCAN
11/14 湯布院から宇佐観光、中津泊 - END_OF_SCAN
11/15 中津から門司経由博多泊 - END_OF_SCAN
11/16 秋月と柳川観光&久留米ラーメン - END_OF_SCAN
11/17 鳥栖から伊万里と唐津観光、福岡空港へ - END_OF_SCAN

あと、写真を貼ったり、総括したりします。街ごとのは書いた。あとは第三セクター、城、食べ物、ラーメンくらいかな。

地域別九州総括

長崎

  • グラバー園オランダ坂など有名な観光名所がたくさんあるが、一日時間をつぶすのはちょっと難しい。
  • 街の通りは思っていた通り歩いていて楽しい。駅近辺、出島あたり、中華街、唐人屋敷跡近辺といろんな顔を楽しめる。疲れたときは市電に。
  • 思案橋近辺は思っていたより普通の繁華街
  • ちゃんぽんは長崎で食べても普通。ちょっと美味しいかな。
  • 軍艦島は行くべし。

天草―熊本

  • 熊本交通フェリーだけでなくもう一本定期便がある。熊本港熊本駅も当初調べたよりも便利みたい
  • 夜に船がないのが難点

熊本

  • 自慢のアーケードはそこまで大きくない。一方裏に入ると暗い。
  • バス交通の要である交通センターのロータリーはすごい。バスばっか。
  • くまモン使っていれば許されると思ってるのか。

阿蘇

  • 産交バスのバス停は阿蘇駅のすぐ前にある。阿蘇山駅から阿蘇山西へのバスも多数あるので不便はなし。
  • 高森の方から阿蘇に来るのはやっぱり大変。南阿蘇鉄道経由で電車を使うのは意外に不便ではないかも。
  • 外輪山あんなに大きいとは思わなかった。山の中に住んでんだよなー。
  • 山頂近くは暖かいといいでしょうねー。山頂は切り立った崖にむき出しの地層、草一本ない荒地とどうしようもない殺伐さ。
  • 九州全般に海外からの観光客が多かったのですが阿蘇は特に多かった。

高千穂

  • 泊まるべき。高千穂峡は一日いても飽きない。天岩戸神社も意外に広くて見るものも多い。

黒川温泉

  • 交通の便が悪いのと宿代が高いのだけが欠点。それ以外はすばらです。何よりお金を払えばほぼ全ての旅館の露天風呂に入れるシステムがいい。温泉宿の赴きを残していて泉質も不満なし。

湯布院

  • 黒川温泉に行ったほうがいいんじゃないですかね。
  • 博多からゆふいん号などですぐに来れるのは知りませんでした。

大分

  • 特急も含めれば30分に一本くらい電車があり交通は意外に便利
  • 国東半島は観光バスがなくなり、自動車持ち以外には不便きわまりない。宇土駅前でレンタカー借りるのがいいかも。

北九州、門司、小倉

  • 結構見るものある。スルーすべきではないね。北九州工業地帯の工場たちとか。

博多

  • 見るものたくさん。筥崎宮住吉神社なども見たかった。
  • 福岡城は一見の価値あり。石垣の多様さ、起伏ある場内。折々の木々の彩り。天守台からの景色。テニスコードや陸上競技場などの施設と共存しているのもユニークです。
  • 夜だったのと疲れていたからかもしれないけど、中州や川端のあたりは単に歩いていたら何もない。まあ盛り場に何を求めているのか、ということだけど。
  • 金印と日本号を拝める市博物館も行くべき。
  • 地下鉄乗り間違えそう。

秋月

  • 今回の旅行での最大の発見。交通の便から分かりにくいが、そんなに不便ではない。のどかな田舎なんだけどあちこちに武家屋敷が残っている。秋月城址の紅葉は実にすばらしい。桜の見ごろも楽しめるんじゃないかな。

柳川

  • 川下りはやっぱり一度は体験するべき。70分たっぷり楽しめます。
  • 結構町は広い。松涛園まで歩くのは大変。川下り以外はぴんとこないといってもいいくらい普通の街並み。

久留米

  • 街大きい。宿泊には意外にいいかも。

鳥栖

  • 駅前何もない。交通の要所ではあるが時間をつぶすところはあるのかな。

伊万里

  • 窯元の集落がある大川内山という場所が街の中心から離れたところにあるのを初めて知った。バスの本数は少ないので結構大変。
  • 大川内山もそんなに広くない。各々の窯元が即売所を出しているのだけど、4〜5つくらい見ればまあいいような。事前に色々調べていくといいのかも。

唐津

  • 昔ながらの町割が残っていて楽しい。近代以降の建築でも古いのが残っているし、唐津城周りは広く伸びた石垣や遠くの松原や川を掘に見立てていたり、いろんな景色が楽しめる。

Evernoteとスマホではかどる旅行でした

海外ではこうはいかんなあ。

  • ホテルやお目当てのレストランなどお目当ての場所は住所と電話番号をEvernoteにメモメモ→住所から地図アプリ立ち上げで現地での位置確認
  • ネットアクセスが不便なところでの移動のために地図のjpgかpdfを取り込んでおく→現地での位置確認も安心
  • 食べログの店紹介ページや交通関係のURLを貼っておく→いざというときすぐに情報確認ができる

11/16 秋月と柳川観光&久留米ラーメン

久しぶりに晴れ。吉野ヶ里と迷ったけど秋月に行くことにしました。秋月種実いいですよね。もう一箇所は柳川で決定。宗茂さんと償ヌさんにお参りしないと。

先に鳥栖で次の宿に荷物を預けた後、秋月へ向かいます。基山から甘木鉄道甘木駅まで行き、バスに乗り換え。甘木観光バスの秋月線の時刻は甘木鉄道と連絡を考えられていますので安心。甘木駅は、甘木鉄道のと西鉄のと2つあるのですが、バスは両方停まります。

秋月もツアー客でいっぱいでした。やはり福岡有数の紅葉狩りの名所ですしね。本丸跡はやはり学校になってましたが、石垣は綺麗に残っている。黒門は紅葉が本当に綺麗です。周囲も昔ながらの町割が残っていていいですね。秋月の情報はネットであまり見かけなかったのだけどおすすめです。

西鉄の秋月駅からそのまま西鉄で柳川へ。駅前で早速川下りを申し込み。船が出るのは20分ほど後ということで船の乗り場のすぐ近くにある三柱神社へお参り。三柱とは、道雪、宗茂、償ヌ千代の3人を祀っているということ。川下りは約70分。外の川から内堀までボートで下っていきます。町広いです。下をくぐる橋は13本だっけか。船の終点は松濤園。立花家史料館もあります。史料館は意外に小さい。鎧兜がいくつかと後は特設展示として調度品とかお茶やお香の道具とか。庭や城址を見て回った後、駅まで歩いてもう5時過ぎ。

晩ご飯は久留米ラーメン西鉄久留米駅で降り、大砲ラーメン本店へ。ミルキーであっさり。普通に美味しい。今度は試験場前駅まで移動し、モヒカンらーめん味壱店へ。大砲ラーメンと比べると味が軽い。モヒカンらーめんでは焼き替え玉もちゃんと頼みました。焼きそばみたいに焼いた替え玉を鉄鍋に入れ、豚骨スープで味付け。鉄鍋からそのまま食べるものだと思います。

帰りは、久留米高校前まで歩き、そこから鳥栖へ。久留米高校から久留米への電車はほぼ1時間に1本しかないので不便かも。

11/17 鳥栖から伊万里と唐津観光、福岡空港へ

最終日のミッションは天神大丸で宝雲亭のスープ餃子を買うこと。大丸地下の売り場なんて広いですよね。なかなかシビアですw

最終日も朝から雨。11月ってこんな天気悪い日多かったっけ。出発を少し遅らせ、鳥栖07:24発、有田で松浦鉄道に乗り換え、伊万里に09:21着。陶工が今も窯を並べる大川内山へ向かうバスが9:30発です。バスの時刻表はこちら

窯によって個性がありますね。一軒一軒見て回るのが楽しい。普通の即売店ばかり見ていたのでびっくりするような色絵のものには出会わなかったな。青磁はどれも奇麗でした。

10:52発のバスに乗り、伊万里駅近くで伊万里牛を昼食に。ステーキハウスつじ川で特撰ヒレステーキを食べました。またなんで冷たいお皿に乗せるですか。油でべちょべちょだし。もちろん普通の肉に比べればずっと美味しいのですが。日本人のさし崇拝については美味しんぼでも指摘してましたが、油まみれの肉では肉の旨味を楽しむには限界があると感じています。まして鉄板焼きは肉を美味しく食べるのに適してないように思う。ハワイで食べたRoy'sと去年誕生日に行ったステーキ島は美味しかったな。

伊万里12:43発で唐津には13:32に到着。唐津城に向かって歩きます。地図はこれを参考。石垣が町に広く伸びていたり橋があちこちかかっていたり歩いていて楽しい町です。唐津城も石垣の工事中ですが奇麗なお城です。模擬天守ですけど。

そろそろ時間がなくなってきたので、曳山展示館とか唐津神社を見ることもできず駅へ向かいます。次は一昨日に行けなかった福岡市博物館へ。何度か海沿いに出る筑肥線は楽しいですね。筑前前原乗り換えで藤崎下車。歩いていると元寇防塁が。奇麗に残っていますね。福岡市博物館ではもちろん金印を。意外に小さいけど存在感ありますね。金ぴか。あと、日本三名槍のひとつ日本号があります。こちらも思っていたのより細くて短い。握りの螺鈿とか刀身の装飾とか豪華すぎだろ。ここも時間がなくて他の展示は流し見でした。

さて、天神大丸へ向かいます。駅から結構離れているなあ。地下街の三越の向かいだったけな。本館ではなく東館にあります。みんなにも食べてもらおうと4個入りのを買いましたけど、これ要冷蔵なのに後で気づきました。

お土産と晩ご飯のお弁当を買うともうへろへろで、ロイヤルスイートポテトのことを忘れていました。ターミナルに入った後で気づいたけど見つけられず。帰りの飛行機は遅れましたが無事帰着。

11/15 中津から門司経由博多泊

食べログで評判の高いラーメンは北九州周辺に多い。この日は昼は2件九州ラーメンを食べようと決める。

中津6:54発で門司港8:19着。しばらく港や旧市街を散策。港湾警備の船が沢山泊まっとる。関門海峡って短いですねぇ。関門海峡を歩いて渡りたかったけど、本州側の移動が面倒なのでやめ。

門司港09:40発で遠賀川10:30着。ここに1件目のラーメン屋南京ラーメン黒門があります。駅から20〜30分ってところ。これは豚骨ラーメンなのか。上品な白湯スープのよう。いい中華料理屋で食べるラーメンみたいです。とはいえそれらのラーメンのように味気ない(私見です)ものでもない。ブレンドなのか?すっと喉に入っていく味です。また麺もスープに負けていない。金田屋さんに勝るとも劣らない味です。しまった、またスープを飲み干してしまったw

引き続き2店目へ。スペースワールド駅にあるラーメン力です。こちらは駅から10分も歩かないかな。ここにきてやっと一般的な豚骨ラーメンに出会う。煮出した豚骨のコラーゲンが主張しています。豚骨のにおいはきつくないしスープの表面に膜が張っているわけでもないです。ぎとぎとした攻撃性もない。洗練されたこってりです。塩分も強め。実際つなぎ姿の客が多いですね。でもやっぱり、麺とスープの分離は否めないし、ずっと飲んでいるとスープに飽きる。そんなわけで豚骨ラーメンの限界を突破できていないとも思う。むしろ金田屋さんと黒門さんが豚骨ラーメンらしくないとも言える。

ここから天神まで移動し宿に荷物を置いてから博多観光。まずは福岡城です。平和台野球場跡地では発掘作業を行っていました。なんでも奈良時代に中国からの使節などを接待する迎賓館があったとか。福岡城、城構え立派ですね。天守址からは大濠公園など福岡一円を望むことができる。ヤフードームも見えますね。

その後は市美術館へ。そうか、金印は博物館だったか。大濠公園を歩いて、川端へ。はかた伝統工芸館、櫛田神社を見て回る。キャナルシティ博多なるものが出来たのですね。とはいっても運河でも何でもなく中を水が流れているだけなんだが。うむ、時間がないですねぇ。箱崎八幡宮住吉神社も行けない。夜のニュースで知ったのですが博多駅のライトアップが始まったとか。まあ、事前にそこまでスケジュールをつめる余裕もなかったのですが。

ということで晩ご飯へ。奮発してはかた天乃に行きました。この時期はあらとふぐを食べなきゃということで。あらとふぐの刺身はぶっちゃけよくわからないですね。鯛とはまた違った身のしまり具合は美味しいのですが。あらの煮付けは美味しいですねえ。結構煮ているのに柔らかくてぷりっぷり。ふぐの白子はさすが。口の中で溶けていく。焼き物は白子焼きとフライを選べるのですが、あえて白子焼きを選択。こうなるとちと生臭さが残りますなあ。最後佐賀牛があるんですが、と聞かれ、ここでもあえてすき焼きを。ステーキだとがっかりしそうなので。お腹いっぱい。丁度九州場所なので食事を食べ終わった頃に力士の関係者が。朝赤龍は休場になって来れないのよとかなんとか。大将をはじめお店の方が皆さんきさくで食事も楽しめました。

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