老兵がどう老兵かというと

メモあるいは反面教師として。
Letter from Yochomachi経由。日経で蓮実重彦氏がサッカーについて語っている。


ジーコ監督には興味がない。監督経験のない人物を連れてきて、どうのこうの言うのは
意味がない。うまくやっているのかも知れないが、監督になって大化けしていない。
監督経験があればどうこう言う意味があるんかな。大化けしなけばどうこう言う資格がないんかな。テキトーな理由つけてケツまくって逃げるのはうんこな批評その1。

トルシエ監督は選手を子供扱いしたが、抑圧がエディップスコンプレックスを生み、
選手の方が最後、自分で考え「じゃ、こうやる」と動いた。
「エディップスコンプレックス」の中の人も大変だ。言葉を拡大解釈して、ロジックがわけわからんようにするのはうんこな批評その2。

今回の選手選考では、松井大輔を選ばなかった。最も優れた中盤の一人がなぜいないのか。
ストライカーたるFWは5人でいいのか。
それは世界有数のDefensiveForwardである鈴木師匠を呼べと言っているんだろうか。

ストライカーに欠け、そして数ばかり多いDFは何ごともほとんど意味していない。
ジーコ監督のマネージメントには二つ問題がある。アウエーの試合で、勝たなくても
いいが絶対に負けられないという戦い方を身につけられなかったこと。日本代表の
平均年齢が上がり、次回活躍に期待できる若者がいないこと。
勝ちに行ってるんだろうが。なんで育成の話が出てくるんだろう。議論と外れた価値指標を持ち出すのはうんこな批評その3。

冷静に見て、日本が1次リーグを突破するのは無理ではないか。サッカーが好きなら、
日本以外の世界のチームに興味を持って当然だと思う。現在の日本のワールドカップ
報道は、大本営発表に基づく単なる期待値を言っているだけ。
はいはい大本営大本営。中央との相対化でしか異なる価値観を提示できないのはうんこな批評その4。