11/16 秋月と柳川観光&久留米ラーメン

久しぶりに晴れ。吉野ヶ里と迷ったけど秋月に行くことにしました。秋月種実いいですよね。もう一箇所は柳川で決定。宗茂さんと償ヌさんにお参りしないと。

先に鳥栖で次の宿に荷物を預けた後、秋月へ向かいます。基山から甘木鉄道甘木駅まで行き、バスに乗り換え。甘木観光バスの秋月線の時刻は甘木鉄道と連絡を考えられていますので安心。甘木駅は、甘木鉄道のと西鉄のと2つあるのですが、バスは両方停まります。

秋月もツアー客でいっぱいでした。やはり福岡有数の紅葉狩りの名所ですしね。本丸跡はやはり学校になってましたが、石垣は綺麗に残っている。黒門は紅葉が本当に綺麗です。周囲も昔ながらの町割が残っていていいですね。秋月の情報はネットであまり見かけなかったのだけどおすすめです。

西鉄の秋月駅からそのまま西鉄で柳川へ。駅前で早速川下りを申し込み。船が出るのは20分ほど後ということで船の乗り場のすぐ近くにある三柱神社へお参り。三柱とは、道雪、宗茂、償ヌ千代の3人を祀っているということ。川下りは約70分。外の川から内堀までボートで下っていきます。町広いです。下をくぐる橋は13本だっけか。船の終点は松濤園。立花家史料館もあります。史料館は意外に小さい。鎧兜がいくつかと後は特設展示として調度品とかお茶やお香の道具とか。庭や城址を見て回った後、駅まで歩いてもう5時過ぎ。

晩ご飯は久留米ラーメン西鉄久留米駅で降り、大砲ラーメン本店へ。ミルキーであっさり。普通に美味しい。今度は試験場前駅まで移動し、モヒカンらーめん味壱店へ。大砲ラーメンと比べると味が軽い。モヒカンらーめんでは焼き替え玉もちゃんと頼みました。焼きそばみたいに焼いた替え玉を鉄鍋に入れ、豚骨スープで味付け。鉄鍋からそのまま食べるものだと思います。

帰りは、久留米高校前まで歩き、そこから鳥栖へ。久留米高校から久留米への電車はほぼ1時間に1本しかないので不便かも。

11/17 鳥栖から伊万里と唐津観光、福岡空港へ

最終日のミッションは天神大丸で宝雲亭のスープ餃子を買うこと。大丸地下の売り場なんて広いですよね。なかなかシビアですw

最終日も朝から雨。11月ってこんな天気悪い日多かったっけ。出発を少し遅らせ、鳥栖07:24発、有田で松浦鉄道に乗り換え、伊万里に09:21着。陶工が今も窯を並べる大川内山へ向かうバスが9:30発です。バスの時刻表はこちら

窯によって個性がありますね。一軒一軒見て回るのが楽しい。普通の即売店ばかり見ていたのでびっくりするような色絵のものには出会わなかったな。青磁はどれも奇麗でした。

10:52発のバスに乗り、伊万里駅近くで伊万里牛を昼食に。ステーキハウスつじ川で特撰ヒレステーキを食べました。またなんで冷たいお皿に乗せるですか。油でべちょべちょだし。もちろん普通の肉に比べればずっと美味しいのですが。日本人のさし崇拝については美味しんぼでも指摘してましたが、油まみれの肉では肉の旨味を楽しむには限界があると感じています。まして鉄板焼きは肉を美味しく食べるのに適してないように思う。ハワイで食べたRoy'sと去年誕生日に行ったステーキ島は美味しかったな。

伊万里12:43発で唐津には13:32に到着。唐津城に向かって歩きます。地図はこれを参考。石垣が町に広く伸びていたり橋があちこちかかっていたり歩いていて楽しい町です。唐津城も石垣の工事中ですが奇麗なお城です。模擬天守ですけど。

そろそろ時間がなくなってきたので、曳山展示館とか唐津神社を見ることもできず駅へ向かいます。次は一昨日に行けなかった福岡市博物館へ。何度か海沿いに出る筑肥線は楽しいですね。筑前前原乗り換えで藤崎下車。歩いていると元寇防塁が。奇麗に残っていますね。福岡市博物館ではもちろん金印を。意外に小さいけど存在感ありますね。金ぴか。あと、日本三名槍のひとつ日本号があります。こちらも思っていたのより細くて短い。握りの螺鈿とか刀身の装飾とか豪華すぎだろ。ここも時間がなくて他の展示は流し見でした。

さて、天神大丸へ向かいます。駅から結構離れているなあ。地下街の三越の向かいだったけな。本館ではなく東館にあります。みんなにも食べてもらおうと4個入りのを買いましたけど、これ要冷蔵なのに後で気づきました。

お土産と晩ご飯のお弁当を買うともうへろへろで、ロイヤルスイートポテトのことを忘れていました。ターミナルに入った後で気づいたけど見つけられず。帰りの飛行機は遅れましたが無事帰着。

11/15 中津から門司経由博多泊

食べログで評判の高いラーメンは北九州周辺に多い。この日は昼は2件九州ラーメンを食べようと決める。

中津6:54発で門司港8:19着。しばらく港や旧市街を散策。港湾警備の船が沢山泊まっとる。関門海峡って短いですねぇ。関門海峡を歩いて渡りたかったけど、本州側の移動が面倒なのでやめ。

門司港09:40発で遠賀川10:30着。ここに1件目のラーメン屋南京ラーメン黒門があります。駅から20〜30分ってところ。これは豚骨ラーメンなのか。上品な白湯スープのよう。いい中華料理屋で食べるラーメンみたいです。とはいえそれらのラーメンのように味気ない(私見です)ものでもない。ブレンドなのか?すっと喉に入っていく味です。また麺もスープに負けていない。金田屋さんに勝るとも劣らない味です。しまった、またスープを飲み干してしまったw

引き続き2店目へ。スペースワールド駅にあるラーメン力です。こちらは駅から10分も歩かないかな。ここにきてやっと一般的な豚骨ラーメンに出会う。煮出した豚骨のコラーゲンが主張しています。豚骨のにおいはきつくないしスープの表面に膜が張っているわけでもないです。ぎとぎとした攻撃性もない。洗練されたこってりです。塩分も強め。実際つなぎ姿の客が多いですね。でもやっぱり、麺とスープの分離は否めないし、ずっと飲んでいるとスープに飽きる。そんなわけで豚骨ラーメンの限界を突破できていないとも思う。むしろ金田屋さんと黒門さんが豚骨ラーメンらしくないとも言える。

ここから天神まで移動し宿に荷物を置いてから博多観光。まずは福岡城です。平和台野球場跡地では発掘作業を行っていました。なんでも奈良時代に中国からの使節などを接待する迎賓館があったとか。福岡城、城構え立派ですね。天守址からは大濠公園など福岡一円を望むことができる。ヤフードームも見えますね。

その後は市美術館へ。そうか、金印は博物館だったか。大濠公園を歩いて、川端へ。はかた伝統工芸館、櫛田神社を見て回る。キャナルシティ博多なるものが出来たのですね。とはいっても運河でも何でもなく中を水が流れているだけなんだが。うむ、時間がないですねぇ。箱崎八幡宮住吉神社も行けない。夜のニュースで知ったのですが博多駅のライトアップが始まったとか。まあ、事前にそこまでスケジュールをつめる余裕もなかったのですが。

ということで晩ご飯へ。奮発してはかた天乃に行きました。この時期はあらとふぐを食べなきゃということで。あらとふぐの刺身はぶっちゃけよくわからないですね。鯛とはまた違った身のしまり具合は美味しいのですが。あらの煮付けは美味しいですねえ。結構煮ているのに柔らかくてぷりっぷり。ふぐの白子はさすが。口の中で溶けていく。焼き物は白子焼きとフライを選べるのですが、あえて白子焼きを選択。こうなるとちと生臭さが残りますなあ。最後佐賀牛があるんですが、と聞かれ、ここでもあえてすき焼きを。ステーキだとがっかりしそうなので。お腹いっぱい。丁度九州場所なので食事を食べ終わった頃に力士の関係者が。朝赤龍は休場になって来れないのよとかなんとか。大将をはじめお店の方が皆さんきさくで食事も楽しめました。

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11/14 湯布院から宇佐観光、中津泊

豊後竹田に行って岡城への登城も考えていたのですが、現在食べログで福岡県のラーメン1位の店に行くことにしました。

由布院を7時に出て、まずホテルを予約している中津へ。来年の大河ドラマ軍師官兵衛に決まったということで、あちこちに幟が立っていましたね。ホテルに荷物を置いた後、タクシーで中津城へ。天守閣が石垣から少しはみ出ている武者返しがチャームポイントですよね。背格好もバランスいいし。模擬天守なのが残念。しかし、他に観光するところは特にないですね。

その後はいよいよ昼食のラーメンへ。行橋にある金田屋です。駅の東口からまっすぐ20分。後日に食べた他の店のラーメンと比べてもナンバーワンですね。確かに。他の店でもとんこつのにおいがしないスープは出て来たのですが、とんこつならではのくせのある風味は残っている。それがまた美味しいともいえるのですが。しかし金田屋さんのスープはとんこつのいやなところが全くない。でもあの旨味はちゃんと残っている。あと、とんこつラーメンって麺をすする楽しみをあまり感じなくて、炭水化物を貪るという感じなのだけど、金田屋さんのラーメンはそういうのもあまりない。簡潔に言うとスープに飽きない。いつもはラーメンのスープを飲み干さないのですが、ここのスープは飲み干しちゃいました。

その後は宇佐へ。富貴寺に行ってみようとバスを探すが、豊前高田行きしか見つからない。駅員に聞いたところ、富貴寺を通る定期観光バス(熊野磨崖仏行き)は廃線になったとのこと。タクシーで行くしかなさそうです。しかし、直に行って帰るのでも片道\4,000ほど。でも他のところも行ってみたいし、そもそもこの機会を逃したら次いつ見れるかわからないし。そして私は考えるのをやめた。\15,000で周囲も回ることにしました。

まずは、川中不動尊へ。川の真ん中の大岩に彫られた磨崖仏です。繰り返す氾濫を鎮めるために彫られたものらしいです。清流の上のずんぐりむっくりなお不動さんが愛らしいです。次は、近くの長安寺。参道のツツジが色づき始めていて他の木の佇まいも幽玄でいいですね。その次は、富貴寺。ツアー客がひっきりなしにやってくる。こちらは紅葉はそれほどでもない。残念。大堂と中の阿弥陀さん共に木肌が風化しているもののそのままの姿で見学できます。大堂の中は照明なども灯しておらず、薄暗い中で阿弥陀さんと正対していて時の流れについて考えておりました。最後は、真木大堂。ご本尊の阿弥陀さんと二体の明王像はガラス窓ごしの閲覧です。どれも結構でかい。圧倒されます。また造形がすばらしい。大威徳明王がまたがる水牛や不動明王の火焔、阿弥陀如来の御姿。

最後は、駅の方へ戻りそのまま宇佐神宮へ。次の初詣に備えてあちこち工事中でした。下宮はお参りできなかったような。あと南大門から本殿に通じる急な階段が取り壊されてエレベータになるのだとか。

この時点で4時過ぎ。そのまま晩御飯を食べに安心院に。すっぽんで有名なやまさ旅館に伺いました。安心院に行く方法もないためタクシーで。宇佐からの片道\5,000です。。奮発して一番高いふるふるコースで。すっぽんの血ってジュース割りもあるのね。ジュース割りだと、血かなぁ…?って感じの味。肝も卵もとろけるような味でした。濃厚とまではいかないかな。刺身も意外に普通。こりこりしているけど筋張っているわけでもなく、肉の味を楽しめる。すっぽん鍋も、まあゼラチン質たっぷりなんだけど、身構えるほどではない。雑炊に至っては普通に美味しい状態。唐揚げだけはよく分からなかった。揚げた衣で肉の味が消えてないか。

食べ終わって、旅館にタクシーを呼んでもらい柳ヶ浦から中津に戻りました。

そういえば、宇佐巡りをしてくれたタクシーの運転手さんに別れ際に強く念押しされたのは、中津駅の裏には近づかない方がいい、ということでした。かつての別府のような水商売の店が増えてきて、血の気の多いヤの人も多いのだとか。ぼったくりとか当たり屋的な因縁づけはしょっちゅうらしいです。

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11/13 黒川温泉から九重夢大吊橋を経て湯布院へ

九重夢大吊橋は全長が日本一の橋で、かつ紅葉で有名な九酔渓を下に望む、ということで是非行ってみたいと思っていました。

この日のミッションは、交通の悪い黒川から、さらに交通の悪い大吊橋を経て湯布院に如何に効率的にたどり着けるか、というかなりシビアなものでした。

何日もスケジュールを練った結果、とった経路は以下の通り。

  • 黒川温泉 11:26 - くじゅう登山口 12:09 九州横断バス
  • くじゅう登山口 12:15 - 大吊橋中村口 12:47 日田バス
  • 大吊橋中村口 13:47 - 中村駅前14:09 日田バス
  • 豊後中村 14:22 - 由布院 14:39 ゆふ3号

最初は行きと同じくくじゅう登山口経由でバスで湯布院駅前バスセンターに行こうとしていたんですよね。ただそれだと湯布院着は17:29になってしまう。というか、中村駅が豊後中村駅のことだとわかったのが前日だったのでした。日田バスの時刻表はこちらを参照

ということで黒川温泉で時間ができたので、朝から温泉めぐり。旅館として評価の高い御客屋とふもと旅館に伺いました。朝の9時から風呂に入る人などおらず、完全に貸し切り状態。どこの旅館のお風呂も風情があってよかったのですが、強いて1番をあげるとするとふもと旅館かなあ。川のせせらぎと紅葉(ほとんど散っていましたが)を楽しむことができます。

のんびりしているともう10時半過ぎになってしまい、急いで支度。黒川温泉から湯布院に向かう人は結構多かったです。くじゅう登山口で降りたところで、雨が降り出してきました。ほぼ待ち時間なしに日田バスがやってきました。この時間のは中村駅前行きのバス。バス乗り場は同じ場所です。こんな雨風で大吊橋とか無理ゲだろう、と思っていると、到着時には幸いにも雨があがっていました。

森の色付き具合は結構いいんじゃないかな。雲で煙っている合間に滝が見えて結構いい感じ。架橋はかなり安定していて、吊り橋を渡っているという感じはしないですね。ま、でも、絶景なのは確か。

今度はバスで紅葉の木々の中を降りていきます。途中九酔渓も通りますし、これまたいい景色。無事豊後中村駅に到着。特急ゆふの到着が少し遅れましたがほぼ定刻に由布院に到着。

黒川温泉と比べるとギャップが激しいですねえ。町広い。宿まで15分ほど歩かないといけないとは。しかも途中明らかに雲行きが怪しくなる。急ぎ宿へ向かいチェックイン。雨がまた降り出して来たよ。風呂に入っている間に雨が上がったので、急いで町中へ。というか、夕方から夜は基本的に他の宿のお風呂に入れないとは。これ、湯布院に泊まるくらいなら黒川温泉に泊まった方がいいんじゃね?

だが、晩ご飯をいただいた湯の岳庵はよかったです。御三家と呼ばれる名宿はいいかもですね。ということで、水面から湯気が立ち上がる金鱗池を堪能した後に夕食へ。メニューの中ではやはり牛肉の温泉蒸しは素晴らしいですね。牛肉の旨味を十二分に楽しむことができる。しかも油っぽくない。あと、かぶのスープがよかった。ビシソワーズから芋のでんぷん感を取り去った感じ。繊細な味でした。

露天風呂で雲が過ぎ去った星空を眺めながら身体を休め、就寝。

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11/12 高千穂から阿蘇観光の後黒川温泉へ

この日のミッションは、無事に黒川温泉に着けるか。阿蘇山観光についてはこちらのサイトが参考になりました。天気予報では一日晴と言っていたのに曇り。まずは、延岡発のたかちほ号で高森まで移動

  • 高千穂バスセンター 8:31
  • 高森中央 9:37

ここから2ルート考えられる。

  1. 九州横断バスの51号を利用。熊本から南阿蘇を抜けて黒川温泉へ向かうバスです。高森中央10:34発、阿蘇山西11:14着。
  2. 電車で高森から阿蘇へ。南阿蘇鉄道で高森10:27発、宮地で乗り換え阿蘇11:34着。

前日まではバスを考えていたんですよね。ロープウェイで火口に行ける阿蘇山西へのアクセスを考えるとこっちの方が楽なので。しかし高森中央でパンフレットを見ていると南阿蘇鉄道には乗っとかないといけない気がしたので急遽変更。

ちょうどすすきの季節で、道中何度かすすきの切り通しの間を走る箇所があっていい景色でした。ちらしにある渓谷の鉄橋を走るのはほんの一瞬でしたよ。宮地では丁度来ている列車に乗り換え。外輪山の内縁に沿って走るのですね。もこもこと連なる外輪山のパノラマが素晴らしい。

さて、阿蘇駅を下り、これからどうしようかと思っていると、阿蘇山西経由別府行き間もなく発車しまーす、と連呼しているバスが。11:33のはずの九州横断バス2号がちょっと遅れているみたい。なんというジャストタイミング。阿蘇山西着は12時過ぎ。

早速阿蘇山ロープウェイで火口へ。曇りなのもあって寒い。思い返すと前来たのは20年近く前。そりゃ全然憶えてないわ。修学旅行生やツアー客も多国籍ですなあ。草千里までは最初歩くつもりだったけど寒いのでやめ。阿蘇駅前と阿蘇山西の間は何本かバスがあるみたい。草千里も寒くて20分ほど歩いたところでやめ。草千里から黒川温泉へは九州横断バスで。草千里14:21発のバスは少し遅れ。阿蘇駅前で3グループほど乗り込んで来たけどみんな中国系の人。バスは予約しておいたほうがいいのかも。ちなみに阿蘇山と黒川温泉の間のバスはこんな感じ。

  • 草千里ー阿蘇山西ー草千里ー阿蘇駅前ー黒川温泉
  • 09:59 - 10:04 - 10:09 - 10:28から38 - 11:26
  • 10:59 - 11:04 - 11:09 - 11:28から38 - 12:26
  • 11:59 - 12:04 - 12:09 - 12:28から38 - 13:26
  • 12:41 - 12:46から14:16 - 14:21 - 14:43 - 15:31

黒川温泉はとにかく交通が不便。日本とは思えないほど。そんな山間の狭い区画に昔ながらの温泉宿が立ち並んでいます。しかもどこも一定のクオリティを保っている。素晴らしいのは、ほとんどすべての宿でお風呂だけ入ることができること。露天風呂巡りができるのです。朝は8時から夜は9時くらいまで適当に飛び込んでも丁寧に応対してくれます。建物もどこも古いけど鄙びてたり荒んでいたりしておらず、格式を持っている。

泊まったのは旅館わかば。一人で泊まれるのがここしか見つからなかったんですよね。晩ご飯はお宿で。まー、宿泊費相当の味やねぇ。不満はないです。ニジマスカルパッチョが美味しかったかな。あとお風呂は、黒川荘となごみ旅館と泊まった旅館わかばでいただきました。道行にプリンを買っていったりして。温泉にスイーツでオラも女子力アップだぜ。

さらに宿泊プランに岩盤浴もついていたので試してみたり。なんとも軟弱な温泉の旅と化しました。

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11/11 熊本から高千穂へ移動&観光

熊本から高千穂へは産交バス特急たかちほ号で。熊本駅前9:11発、バス停は熊本駅を出て右手にある3番乗り場です。日曜だし混むかもと思って8時過ぎにはバス停待機。結局3人しか乗客いねーよ。その後交通センターなどを巡ったあと、くまもと空港や高森を経て高千穂に12時過ぎ着。

昼飯は中心部にあるそば屋さん天庵。そばはぼちぼち。3センチはあるなめこの天ぷらとかごま豆腐の揚げ出し豆腐とか付け合わせが美味しい。

まずは天岩戸神社。中心部から8kmはあるのでタクシーで。天岩戸への遥拝は社務所の受付へ。本殿のお参りとお祓いを済ませると本殿の裏に。ああ、ちょっと洞窟の跡みたいなのが見えるような見えないような。

続いて天安河原へ。川べりを上っていくと洞が見えてきます。恐怖なのは床を埋め尽くす石積みの山。もうマジキチレベル。どうしてこうなった。八百万の神が岩戸開きの相談をここでしたという伝説らしいけど。

参拝を終えてタクシーで高千穂峡に向かいます。運転手さんが、もしよければ金額は最短経路での額でいいのでぐるっと回って行きましょうか、と提案してくれる。旧国道で絶景の渓谷があるとか。渓谷の反対側に渡りうねる道を進んでいく。今はほとんど使われていない道で、脇の木々の枝も伸び放題。それがまた趣あっていい。件の渓谷も本当に眼福でした。下の方は赤く、上の方は黄色、とまだらに色づいた谷と、その遥か下に流れる豊かな清流。紅葉の盛りはまだだけど十分でした。その後運転手さんには隣の大きな橋(青葉大橋)にも連れて行ってもらいました。

タクシーとは高千穂峡でお別れ。本当にありがとうございました。すぐ横の橋から下を望むと、あの有名な渓谷の景色が。ボートが滝の横を右往左往している姿を見て、やっぱこれはボートに乗らなきゃいかんだろうと。30分で一人2000円。ボート漕ぐのは何十年ぶりだろうか。うん、他のボートに直撃することはありませんでした。まわったり、壁をオールで押したり、写真を撮っていると流されていったり。景色は満喫したのだけど、振り返ると自分の行方が気になって、無心には楽しめなかったなあ。

ボートを返してからは高千穂峡の袖を歩いていく。と、ここでカメラに挿している2GBのSDカードが一杯になる。3日半で600枚以上撮っただと…?

高千穂峡から高千穂神社ですが、歩いていけなくはないです。へろへろになりましたけど。高千穂神社の裏に出るという素敵仕様。境内はそんなに広くないので軽く回って宿へ。神社から歩いて5分くらいのところにある旅館末広さんです。この時点で5時前だったかな。

晩ご飯もこちらのお宿で。やー、すばらしいです。特に小鉢が素材が生きていて。一番だめなのが高千穂牛という逆転現象が。お皿が冷たいのはどうだろう。まあ、そんな瑕疵もささいに感じるほどの料理の出来映えでした。ニジマスの唐揚げのパリパリのほくほくはもうね。白米も美味しいし。

神社では毎夜神楽の奉納が公開されており、宿の方が車を出してくれました。来たときは半分強ほどの入りが、始まる前にはもう一杯に。本来は20番以上種類があってシーズン(来週から2月中旬まで各民家を一座が巡るらしい)にはそのすべてを踊るそうだけど、この日は岩戸開きの一連の舞をひとしきり。堅苦しい感じではなく、むしろ町内会の寄り合いのような雰囲気が。うん、楽しかったですよ。

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