満奇洞、井倉洞
最初は岡山城と後楽園に行くつもりだったけど、岡山おすすめ観光地で一位にあがっていた満奇洞に行ってみることに。歴代の八つ墓村のロケを行った場所とあれば尚更行かねばと。
最寄の井倉駅へは、岡山からJR伯耆線で行けます。というか出雲へも岡山からやくも号で行けるのね。やくも途中停車駅の新見からも満奇洞、井倉洞へはバスが出ています。岡山10:14発、井倉11:38着。通りにでたところにバス停があります。11:46発。バスは平日でも4本。年末年始はこの1本だけです。時刻表はこちら。
山を2つ越え、私道のような細い道を抜け、満奇洞には12:24着。途中、家紋が入った家や土蔵を見つけては、なんかあるぞぅとひとりでぞくぞくしていたのは、横溝正史オタの性ゆえです。
満奇洞は天然記念物にもなっている鍾乳洞で、与謝野晶子が洞内の鍾乳石の多彩さに「奇に満ちた洞」と詠じたそうで。入り口は山の中腹で、バス停から歩いて10分ほどです。とても大きいわけではなく長く時間をつぶすこともないですが、どこを歩いてもひとつとして同じ類型の石がなく飽きません。これはやっぱり行ってみるべきだと思います。少し急ぎ気味で見たので、帰りのバス13:15には10分ほど余裕をもって戻ってくれることができました。
今度は帰りのバスの途中にある井倉洞へ。自称日本三大鍾乳洞のひとつなんだけど、今ぐぐったら、龍泉洞(岩手県)、秋芳洞(山口県)、龍ヶ洞(高知県)とあるのだけどどういうことよ。まあでも大きい。しかし奥行きがあるのではなく、高低差がある。崖の下に入り口があって、中をひたすら登って行きます。ちょっと急いで登ると20分。普通に行けば3-40分ですかね。中はまあ普通かな。ただ、八つ墓村気分を味わうならこっちかも。途中からは、かわいい女の子の手を握って逃げるシチュを妄想してました。
井倉洞から駅へは8分らしい。私は荷物が重かったのと洞窟歩いた後だったので15分かかりましたね。井倉駅14:59発で16:22岡山着。さすがにこの時間では16:30最終入場の後楽園は無理で、岡山城に向かうことに。路電で3駅、歩いて10分ほどのところにあります。
天守閣は新たに作りなおしたものですが、周囲の雰囲気も含めて楽しめます。おおきくくねる旭川の側にかわいく聳えるたたずまいとか、多角形の下層と方形の上層のアンバランスさとか、周囲のあちこちに残る石垣とか。
そんな感じで一通り巡ったあと、徳島ラーメンを食べて、駅から新幹線へ。次の帰省のときは、出雲、広島、呉あたりに行こうかな。
京都東山歩き倒し
帰省先の関西で日帰りで色々行ってきました。
大学が京都だったこともあり、年に1回は京都に行っています。特に哲学の径が好きなんですよね。
四条河原町から京阪電車の四条経由で出町柳へ。下鴨神社も大好きなのですが今年はパスし、百万遍から銀閣寺下へ向かう。大学卒業して10年以上経つのだけど、全然景色も店も変わってない。モダン焼きのフジは部活の練習後にみんなでよく寄ったし、串八はとりあえず飲み会があるとここだったし、ハイライトは学部から院に入ってからも帰りがけによく夕食を食べたものです。前日に大阪駅に降り立ったとき完成した駅ビルに驚いていたものだから、時の流れなさが却って新鮮でした。
北白川といえばラーメン。関東にもある「ますたに」の本店に行ってみました。昔からあるのになぜか学生時代は一度も食べたことがなかったんだよな。疎水沿い、白川今出川の交差点の少し京大側にあります。お店は意外に小さく、店内も意外に庶民的。そして出てきたラーメンも意外なほど普通。昔、秋葉原に姉妹店が出てましたが、甘い醤油ラーメンという不思議な味でした。本店のは、京都で他の店でも出てくるなじみの背脂醤油。麺も細くて少しゆですぎなやわらかさ。九条ネギが美味しい。12/31に行ったのですが、持ち帰りを買いに来る客が多い多い。
さて、観光ではラーメンは2杯食べるのがルールなので、考えた末天下一品本店へ。去年も行ったけど。今出川から北大路まで歩いて行くのはちょっと疲れますねえ。途中にやはり有名店である「あかつき」があります。天一では評判の唐揚げを。味がよく染みていてちょっと硬め。まあ美味しいがラーメン2杯目といっしょにわざわざ食べるほどでもないか。
ここから再び銀閣寺下へ戻り哲学の径へ。冬場の寒い中でも往来はそこそこ。半分は海外からの人たちですね。最近はメジャーじゃないところも海外からの観光客が増えましたねえ。桜はないけれど、なだらかにくねる疎水と左手にそびえる緑の東山がとても風情がある。こんなところで後白河法皇らが陰謀を企んでいたのかと思うとwktkです。
若王子神社から降りていき永観堂へ。いつもはスルーしていたのですが今回は立ち寄りました。立ち並ぶお堂はどれもいい感じです。特にそれぞれの部屋で壁や障子が昔のまま残っているのがいい。欄間に三十六歌仙の絵を並べている部屋とか、腰を落として当時もこんな部屋を使っていたのかと眺めていました。水琴窟はへうげものにも出てきましたっけね。ちょっと音は聞き取れなかったですが。ご本尊であるみかえり阿弥陀はなんか不思議ですねえ。見返りというか完全に横向いている。寝違えたんですかと。
永観堂を出てそのまま隣の南禅寺へ。水道橋はいつ見てもかっこいいよなあ。下の柱の穴を覗くとあわせ鏡を見ているようでぞくぞくします。南禅寺から適当に歩いていると知恩院に行けた記憶があるのだけど、Google Mapを見るとつながってなさそうなので少し回って知恩院へ。まだ工事中か。裏の鐘楼ではゆく年くる年の中継の準備をしていました。そのまま円山公園を抜けて八坂神社へ。出店ももう立ち並び、詣納めに来る人も多くて十分雰囲気楽しめます。
さらに時間があれば、清水寺まで抜けていくのだけど、時間切れでここまで。紅葉の季節に来たいなあ。というかレンタサイクル借りればよかった。
九州俗物旅行
11/8から11/17までの九州旅行の記録です。
11/08 長崎一日観光 - END_OF_SCAN
11/09 軍艦島ツアーの後に長崎から島原経由で熊本へ - END_OF_SCAN
11/10 人吉城・熊本城同時攻略 - END_OF_SCAN
11/11 熊本から高千穂へ移動&観光 - END_OF_SCAN
11/12 高千穂から阿蘇観光の後黒川温泉へ - END_OF_SCAN
11/13 黒川温泉から九重夢大吊橋を経て湯布院へ - END_OF_SCAN
11/14 湯布院から宇佐観光、中津泊 - END_OF_SCAN
11/15 中津から門司経由博多泊 - END_OF_SCAN
11/16 秋月と柳川観光&久留米ラーメン - END_OF_SCAN
11/17 鳥栖から伊万里と唐津観光、福岡空港へ - END_OF_SCAN
あと、写真を貼ったり、総括したりします。街ごとのは書いた。あとは第三セクター、城、食べ物、ラーメンくらいかな。
地域別九州総括
長崎
熊本
- 自慢のアーケードはそこまで大きくない。一方裏に入ると暗い。
- バス交通の要である交通センターのロータリーはすごい。バスばっか。
- くまモン使っていれば許されると思ってるのか。
高千穂
- 泊まるべき。高千穂峡は一日いても飽きない。天岩戸神社も意外に広くて見るものも多い。
黒川温泉
- 交通の便が悪いのと宿代が高いのだけが欠点。それ以外はすばらです。何よりお金を払えばほぼ全ての旅館の露天風呂に入れるシステムがいい。温泉宿の赴きを残していて泉質も不満なし。
湯布院
- 黒川温泉に行ったほうがいいんじゃないですかね。
- 博多からゆふいん号などですぐに来れるのは知りませんでした。
大分
- 特急も含めれば30分に一本くらい電車があり交通は意外に便利
- 国東半島は観光バスがなくなり、自動車持ち以外には不便きわまりない。宇土駅前でレンタカー借りるのがいいかも。
北九州、門司、小倉
- 結構見るものある。スルーすべきではないね。北九州工業地帯の工場たちとか。
博多
秋月
柳川
- 川下りはやっぱり一度は体験するべき。70分たっぷり楽しめます。
- 結構町は広い。松涛園まで歩くのは大変。川下り以外はぴんとこないといってもいいくらい普通の街並み。
久留米
- 街大きい。宿泊には意外にいいかも。
鳥栖
- 駅前何もない。交通の要所ではあるが時間をつぶすところはあるのかな。
伊万里
- 窯元の集落がある大川内山という場所が街の中心から離れたところにあるのを初めて知った。バスの本数は少ないので結構大変。
- 大川内山もそんなに広くない。各々の窯元が即売所を出しているのだけど、4〜5つくらい見ればまあいいような。事前に色々調べていくといいのかも。
11/16 秋月と柳川観光&久留米ラーメン
久しぶりに晴れ。吉野ヶ里と迷ったけど秋月に行くことにしました。秋月種実いいですよね。もう一箇所は柳川で決定。宗茂さんと償ヌさんにお参りしないと。
先に鳥栖で次の宿に荷物を預けた後、秋月へ向かいます。基山から甘木鉄道へ甘木駅まで行き、バスに乗り換え。甘木観光バスの秋月線の時刻は甘木鉄道と連絡を考えられていますので安心。甘木駅は、甘木鉄道のと西鉄のと2つあるのですが、バスは両方停まります。
秋月もツアー客でいっぱいでした。やはり福岡有数の紅葉狩りの名所ですしね。本丸跡はやはり学校になってましたが、石垣は綺麗に残っている。黒門は紅葉が本当に綺麗です。周囲も昔ながらの町割が残っていていいですね。秋月の情報はネットであまり見かけなかったのだけどおすすめです。
西鉄の秋月駅からそのまま西鉄で柳川へ。駅前で早速川下りを申し込み。船が出るのは20分ほど後ということで船の乗り場のすぐ近くにある三柱神社へお参り。三柱とは、道雪、宗茂、償ヌ千代の3人を祀っているということ。川下りは約70分。外の川から内堀までボートで下っていきます。町広いです。下をくぐる橋は13本だっけか。船の終点は松濤園。立花家史料館もあります。史料館は意外に小さい。鎧兜がいくつかと後は特設展示として調度品とかお茶やお香の道具とか。庭や城址を見て回った後、駅まで歩いてもう5時過ぎ。
晩ご飯は久留米ラーメン。西鉄久留米駅で降り、大砲ラーメン本店へ。ミルキーであっさり。普通に美味しい。今度は試験場前駅まで移動し、モヒカンらーめん味壱店へ。大砲ラーメンと比べると味が軽い。モヒカンらーめんでは焼き替え玉もちゃんと頼みました。焼きそばみたいに焼いた替え玉を鉄鍋に入れ、豚骨スープで味付け。鉄鍋からそのまま食べるものだと思います。
帰りは、久留米高校前まで歩き、そこから鳥栖へ。久留米高校から久留米への電車はほぼ1時間に1本しかないので不便かも。
11/17 鳥栖から伊万里と唐津観光、福岡空港へ
最終日のミッションは天神大丸で宝雲亭のスープ餃子を買うこと。大丸地下の売り場なんて広いですよね。なかなかシビアですw
最終日も朝から雨。11月ってこんな天気悪い日多かったっけ。出発を少し遅らせ、鳥栖07:24発、有田で松浦鉄道に乗り換え、伊万里に09:21着。陶工が今も窯を並べる大川内山へ向かうバスが9:30発です。バスの時刻表はこちら。
窯によって個性がありますね。一軒一軒見て回るのが楽しい。普通の即売店ばかり見ていたのでびっくりするような色絵のものには出会わなかったな。青磁はどれも奇麗でした。
10:52発のバスに乗り、伊万里駅近くで伊万里牛を昼食に。ステーキハウスつじ川で特撰ヒレステーキを食べました。またなんで冷たいお皿に乗せるですか。油でべちょべちょだし。もちろん普通の肉に比べればずっと美味しいのですが。日本人のさし崇拝については美味しんぼでも指摘してましたが、油まみれの肉では肉の旨味を楽しむには限界があると感じています。まして鉄板焼きは肉を美味しく食べるのに適してないように思う。ハワイで食べたRoy'sと去年誕生日に行ったステーキ島は美味しかったな。
伊万里12:43発で唐津には13:32に到着。唐津城に向かって歩きます。地図はこれを参考。石垣が町に広く伸びていたり橋があちこちかかっていたり歩いていて楽しい町です。唐津城も石垣の工事中ですが奇麗なお城です。模擬天守ですけど。
そろそろ時間がなくなってきたので、曳山展示館とか唐津神社を見ることもできず駅へ向かいます。次は一昨日に行けなかった福岡市博物館へ。何度か海沿いに出る筑肥線は楽しいですね。筑前前原乗り換えで藤崎下車。歩いていると元寇防塁が。奇麗に残っていますね。福岡市博物館ではもちろん金印を。意外に小さいけど存在感ありますね。金ぴか。あと、日本三名槍のひとつ日本号があります。こちらも思っていたのより細くて短い。握りの螺鈿とか刀身の装飾とか豪華すぎだろ。ここも時間がなくて他の展示は流し見でした。
さて、天神大丸へ向かいます。駅から結構離れているなあ。地下街の三越の向かいだったけな。本館ではなく東館にあります。みんなにも食べてもらおうと4個入りのを買いましたけど、これ要冷蔵なのに後で気づきました。
お土産と晩ご飯のお弁当を買うともうへろへろで、ロイヤルスイートポテトのことを忘れていました。ターミナルに入った後で気づいたけど見つけられず。帰りの飛行機は遅れましたが無事帰着。