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乙嫁語り

レビュー

面白い、そして、すごい。主人公のアミル姐さんに対し森薫さんがあとがきでこう書いています。

「野生」「天然」「強い」「でも乙女」「でもお嬢様」「弓が上手」「姉さん女房」「なんでもさばける」…いざ書き出してみるとなんかもう、清清しいまでに全部ブチ込んでありますね

いやもうホント、清清しい。この嫁は乙です。大好きなのは101ページあたりの狐を狩るシーン。あと羊追いとかも手際いいし、カッコよすぎです姐さん。カルルクが風邪を引いたときは、いいオロオロっぷりを見せてくれるし。あと、着物とかじゅうたんとか柄の描き込みの半端なさが、ちゃんと作品で重要な役割を果たしているんですよね。2話の飾り彫りにあこがれる子供のエピソードでちゃんと描かれている。装飾の細やかさは自然の広大さと対になっており、生活に彩りを与えるベースになっている。またアムルの造形が野生と繊細さという二つの要素を兼ね備えたものになっているんですよね。続きが楽しみ。