プロフェッショナル 仕事の流儀「宮崎駿」

特に近作に顕著な後半のうざさは、彼が母親を語ろうとしているから、という話でしたw きっと「ポニョ」も、前半の奔放な想像力と後半のコンプレックス全開なストーリーテリングのギャップを言語化できなくて、途方にくれてしまうのだろう。でも、それはまあ正しいように思う。
この2つの要素って、ちょうどグレートマザーの両義性に重なるんですよね。ストーリーが要請する母性と世界観を支える母性とは対立するものだけど、2つが主人公(たち)というショートカットでつながることで作品にダイナミズムをもたらす、というのは宮崎アニメに共通するアーキテクチャだと思います。