飛騨一宮水無神社、白山比咩神社

富山から金沢に移動するにあたり、飛騨国一ノ宮である水無神社を経由することにしました。また、台風が近づく前に目的をこなしたかったので、白山比咩神社に行きました。スケジュールは以下。

飛騨一ノ宮へはJRとバスで行くことができるのですが、いずれも本数が限られています。今回行き、戻りとも高山からバスで行く予定を立てていたのですが、戻りのバスがお盆に運転しておらず、タクシーで戻る羽目になりました。ただ実はJRでこの日飛騨一ノ宮9;57→高山10:04の列車があったんですよね。これを見つけられなかったのが今回の計画で一番悔やまれることでした。

水無神社は飛騨一ノ宮バス停から歩いて数分のところにあります。広い玉砂利の敷地に向き合うように拝殿が建っています。主神は御歳大神といって、特に関西に多くある大歳神社に祀られている食物の神様です。正月にやってくる来訪神で、とんど(歳徳)焼きは、この神様を見送る風習なのだそうで。境内は、大スギなど高い木々から影が深く差し、風が静かに流れ、時間がゆっくり流れているようでした。絵馬殿に座ってのんびりとタクシーを待っていました。

高山には、バス待ちで都合2時間居ることになりました。古い町並を歩き、朝市に行って牛乳飲んだりクロワッサン食べ、橋の欄干に立っている手長足長の像を見て、後は暑いので待合室に居たのでした。高山・白川郷の人気は相変わらずで、山のような荷物を持った外国人旅行者がバス乗り場に溢れかえっていました。高山には「君の名は。」の聖地になっている神社があるので、事前に調べていれば行けたのですが。

金沢へは、白川郷を経由して行くバスを事前に予約していました。しかし、途中白川郷への道が超渋滞し30分遅れで金沢に到着しました。これでも高岡経由で行くよりは早いのですがね。昨日行った城端やその途中の福光駅らから一日数本出ているバスで金沢入りするのが、おすすめルートかもしれません。

金沢から白山比咩神社のある鶴来へ向かいます。駅から神社へは、幸いレンタサイクルが駅正面の役所にあります。いちおうバスはあるのですが乗り合わせが絶望的で、歩くことを覚悟していただけに駅前で見つけたときはうれしかったですね。自転車だと10分ほどで神社に到着します。途中、日本酒の「菊姫」の本社がありました。昔の造り酒屋の家屋の横に高いビルが建っていて印象的でした。「萬歳楽」の本店も鶴木にあるみたいですね。

白山比咩神社は、加賀一ノ宮であり、空母加賀そして護衛艦かがの艦内神社です。鳥居をくぐるとすぐ木々に包まれた緩やかな坂の参道があります。木漏れ日がわずかに射し込み、視界いっぱいを緑に照らします。手水を注ぐ龍の像も緑に錆び、狛犬は緑に苔むしていました。奥にある本殿は端正な作りで境内は落ち着いた空気で、心地いい空間でした。

金沢に戻り、近江町市場の回転すしで夕食をとりました。のど黒は勿論美味しかったのですが、個人的にはさわらそでと生トロサバがよかったです。その後は、尾張町から泉鏡花記念館の前を通って、主計町からひがし茶屋街を歩きました。割と祇園に近い感じ。浅野川大橋たもとの地ビール屋でビールをいただき、すぐ近くの銭湯でお風呂に入り、宿に戻りました。バスがわかりにくい以外はいい街ですね。がさエビの食べられる季節にもう一度来たいものです。