椿大神社、都波岐奈加等神社、多度大社

伊勢国一ノ宮も志摩国と同じように2社あり、どちらも割りと行きにくい所にあるのですが、この機会を逃すと二度と来ないだろうから、頑張ってみました。また、伊勢神宮に参ったならば、こちらも行かねば片参りと言われる多度大社に行きました。当日のタイムテーブルはこちら。

もはや恒例のように、ホテルの朝食開始とともに飯をかっこみ、急ぎチェックアウトして移動開始。四日市でバス乗り場までどのくらいかかるかわからなかったので急いだのですが、6番乗り場は東口を出て右手にある横断歩道を渡ってすぐのところにありました。

待合室には大四日市まつりのポスターが貼られていて、大入道が描かれていたのが何だと思っていたのですが、大入道のWikiにも記載されている通り、四日市諏訪神社のお祭りで出てくるみたいです。なお四日市市ゆるキャラ「こにゅうどうくん」は大入道を元にしたもので、あちこちで見かけました。ただ2018年のゆるキャラグランプリで組織票をして順位降格されたというw 

バスで55分で椿大神社に着きます。「つばきおおかみやしろ」と読み、全国の猿田彦神社の総本営なのだそうです。なお、由緒によると創建はこちらも倭姫命らしい。鳥居をくぐるとすぐに、両横に聳える古木に苔むした石柵と、すごく雰囲気のある参道があります。境内には禁足地があったり、地球が描かれた謎の丸石があったり、拝殿の横に奉納された鉄砲柱(相撲部屋の)があったり、と色々謎なものがありあります。あとご朱印帳に、手塚治虫火の鳥に出てくる、サルタヒコとアメノウズメが描かれたものがあるそうです。本殿の横には、摂社としてアメノウズメを祀る椿岸神社もあります。あとは末社として松下幸之助を祀る松下社なるものもありました。

境内をまわった後、もうひとつの伊勢国一ノ宮である都波岐奈加等神社に行きます。こちらもどの最寄駅からも離れていて中々行くのが面倒な位置にあります。タクシーを時間指定してJR河原田駅から向かいました。拝殿はコンクリートの小奇麗な社です。ご祭神はこちらも猿田彦です。境内にあるプレハブのご朱印授受所に、社務所に居ますと張り紙があり、呼びに行って頂くことができました。

タクシーで河原田駅に戻り、桑名に向かいます。桑名といえばはまぐり。駅前にある「はまぐり食道」は食べログではそこそこ高評価なものの、Googleで出てくる口コミではかなりの低評価と分かれていて、だめかもなーと思いつつも行ってみました。店内はがらがら、接客のおばちゃんは口コミほどはひどくはないが愛想はやはりよくない、ちっちゃいハマグリの吸い物にしょぼいフライで2500円のぼったくり価格と、まあ後者の評価が正しいかな。

桑名から養老鉄道で多度に行きました。駅前からのコミュニティバスでうまく多度大社へ行けるようなので待っていると、東急の車両のような銀色の列車が入線してきました。ん?と見ていると、反対側のホームから、どこから出てきたのか撮り鉄たちが列車の写真を撮り始めました。よくわからないまま運転席に入ったり行き先案内表示を変えたりとやりたい放題。なんだ、と思って写真を撮ると、一人が近寄ってきて、撮った写真SNSアップしないでください、とのたまった。まあ関わりあいたくないし別に上げることはないけど。

多度大社は思ったより立派な境内でびっくり。ご祭神は天津彦根命らしい。天津彦根命といえば朝霧の巫女。ぐぐってわかったんだけど、天津彦根命の子供が天目一箇神だから天津彦根命目玉おやじなのね。多度大社は雄略天皇の頃に創建されたり、長島一向一揆のときに織田信長に焼き打ちされたり、本多忠勝桑名城主になって再建されたりと、中々ぐっとくる由緒を持っておりますね。境内に入ってすぐの石段の端に土の坂がむき出しになっていて、その脇には細長い長屋のような観覧席が連なっています。多度祭では、ここを馬が駆け上がりその良し悪しでその年の豊凶を占う「上げ馬神事」が執り行われます。石段を登ったところには芦毛の神馬がいました。境内は、ご神体である多度山に沿うように全体に坂になっており、全体に木々に覆われていて、見ごたえがありました。

 名古屋に戻り、新幹線まで時間があるので、あんかけスパを食べた後、ミッドランドスクエア裏にある7 Days Craft KitchenでOn tapをスターターで飲みながら店員となぜか徳川埋蔵金とかレイラインとかオカルトの話をしてました。

時間が中途半端だったので疲れたので早々に帰宅したのですが、時間があえば桑名からナガシマスパーランドに行くのもいいかも。アクセスはこことかこことか。