6/8 八戸
まずは、みなと食堂の平目漬丼を目指して朝1で八戸へ向かいます。
- JR はやぶさ1号 [新函館北斗行き] 東京6:32→八戸9:21
- JR八戸線[鮫行き] 八戸9:32→陸奥湊9:54
ありがちですが、中心街の最寄駅である本八戸は八戸と少し離れています。八戸からそのまま三陸海岸に出て行く八戸線に乗り換えます。しかし終点の鮫駅ってすごい名前だ。鮫駅 - Wikipediaによると魚の鮫とは無関係とのことですが。
陸奥湊は、魚市場が立ち並ぶことで有名で、朝6時から朝市で賑わうそうです。みなと食堂はその中にあります。
平日の10時だと、さすがに店内は客も数えるほどでゆっくり落ち着いてメニューを選べます。定番の平目漬丼とせんべい汁セットに、追加でいちご煮を注文しました。ヒラメは身がしまってヅケとあって、卵黄が米との間をつないでくれて、どんどん食べてしまいます。せんべい汁というのを初めて知ったのですが、南部せんべいを割ってすまし汁に浸したものです。せんべいの縁の太いところがアクセントになっています。いちご煮とは、うにとあわびの入ったすまし汁です。熱い出汁でほぐれたうにが丁度野いちごのようであることからこの名前がついたそうです。そりゃ絶対美味しいのですが、値段も相応でした。上のサイトの店内の写真では500円となっていますね。時価なのでしょうか。
次に八食センターに向かいます。
八戸駅近くの魚市場なんですが、これが微妙に行きづらい。八戸駅からのバスは、新幹線の到着時刻とリンクしているのですが、八戸線とは乗り入れが悪いのです。最寄の長苗代駅から20分ほど歩いて向かいました。市場内は多くの魚屋が並んでいて、新鮮な魚が並んでいるのですが、いかんせん公共機関で移動してる者には目の毒で、なんとも困りました。一口大の新鮮なウニ300円、とか選ぶと色々あったんですけどね。
時間があるので、次は観光地として評判の高い種差海岸へ八戸線で向かいます。
海辺なのに天然芝が生えている、不思議な風景。青々とうねりのある海岸線に、遠く見える松林はセントアンドリュースのよう。確かに司馬遼太郎をして、異星人を案内することになったら「一番にこの種差海岸に案内してやろうとおもったりした」と言わしめる風景です。
とはいえ、30分も見ればまあこと足りるので、バスで移動することにしました。種差海岸インフォメーションセンターから鮫駅まで遊覧バスがあるのですが、これがまた、三陸の絶壁や草原の中を真っ直ぐに抜ける道(東山魁夷の作品の元ネタになった)を見ることができて、おすすめです。
蕪島海浜公園で下車し、ウミネコで有名な蕪嶋神社に向かいます。
神社自身は 2015年に火災に遭い、鳥居から中には入れないのですが、蕪島自身がウミネコの繁殖地となっており、ウミネコまみれになることができます。
巣のある築山に入ると、草むらのそこかしこにひな鳥がいて、すぐ目の前をぶんぶんウミネコが飛び回り、大変な状態です。調子に乗って写真を撮りまくっていました。フンが心配なら、近くの観光案内所で傘を借りられます。
ここで午後3時すぎなので、晩飯に向けてホテルのある中心街に向かいます。JRで行くのもありですが、鮫駅から中心街へは市営バスがあります。[F1]大杉平バスセンター行きで朔日町で降ります。何気に街の景色が印象的でした。昔から漁港として栄えた名残をそこかしこに感じられたり、いくつか古びた橋を越えたり、中心街に近づいても古びた町並のままでやきもきしたりで、街全体はとても大きいのに時の流れは緩やかに感じられました。
ホテルに荷物を置き、目当てのサバの駅へ向かいます。
名前の通りサバを使った料理の専門店で、八戸の名物である前沖サバを、串焼き、つくね、味噌煮とコースで食べることが出来ます。串焼きは確かに脂の乗りを楽しむことが出来てすばらしいです。飲み屋が並ぶみろく横丁は地酒や新鮮な魚が楽しめる店が多くて選ぶのが大変ですね。
朝から歩き回ったのもあるので、夜は駅の裏にある八戸城下町温泉 花衣でお風呂をいただきました。