4/30 デジョンでブルゴーニュワイン

デジョンではブルゴーニュダイレクトさんが主催するワインツアーに参加しました。9時半着のTGVでデジョン入り。代表の篠塚さんがホームで出迎えてくれます。総勢9名で2台に分かれて車で移動、ボーヌまでの間で何度か蔵に寄り、見学と試飲を行います。GW間はツアーはずっと満員で予約申し込みも結構お断りせざるを得なかったとか。

ジュヴレシャンベルタン蔵訪問、試飲

ドメーヌRene Leclercを見学。畑ごとにぶどうを分け、茎以外を砕いてタンクに入れる。その後樽で発酵させる。去年は不作で、樽も1段しか積まれていませんでしたね。その後、ボトルに詰めて再び発酵。1980年のものなど古いボトルは売りには出さないらしい。試飲は3本行いました。2011年、2010年のClos Prieur、2008年の1er Cru "Lavaux St.Jacques"。薄っぺらい若い味だったのが、こくと果実感を増し後味も長く続くのがわかります。

ヴォーヌロマネ蔵訪問、試飲

ドメーヌMichel NOELLAT et Filsを訪問。ここからは試飲のみです。都合7本試飲しました。若いのでも香りがやさしいですね。果実感をより強く感じます。後のものになるにつれ、味が複雑になるのだけど、ボルドーみたく重くならない。味が凝集している。厚みを感じるというか。余韻もよりしっかりと感じます。特級になると確かに味がわからないですね。2008年だと早すぎるという説明でした。味が詰まっているというか土の味がするというか。

試飲の仕方を教えてもらいました。舌の中心だけでなく歯茎の裏やのどの奥など口全体で味わってほしいとのこと。ほっぺたでくちゅくちゅしたり歯茎の裏に通したり。後、ワインを口に含んだまま俯きになって、おちょぼ口状態で息を吸い、空気をワインに含ませる。やってみました。他の味が楽しめるのと、香りをより深く楽しめるのだけど、歯茎や舌の裏がしびれますね、これ。

ロマネコンティ畑観光

丘の方に上って行った先にあります。畑の土が赤い。手入れも行き届いていますね。曇りで少し雨なのが残念。しまった、神の雫みたいに土を食べればよかった。

モンラッシェ畑観光

同乗の方が、モンラッシェ畑ついに来たよ、と喜んでいました。この方、40万のボトルとかを含めて特級や1級を集めて仲間でワインパーティを開いているとか。ロマネコンティと同じく、畑の土が赤いのは偶然という話でした。

ピュリニーモンラッシェ蔵訪問、試飲

ドメーヌJean Chartonで3本試飲しました。後ろへいくとミネラル感がありますね。あくまですっきりしている。主にリンゴっぽいんだけど果実感に奥行きが出てくるというか。

シャセニーモンラッシェ試飲

Restaurant la Chassagneで試飲。ヴォーヌロマネで大人買いしていた二人連れが、ロマネコンティの値段を聞いていました。リストを見せてもらったけど1200ユーロくらい。飲んだ3種は

Philippe Colin Chassagne-Montrachet Les Chaumees 2009

前のと同じ畑で別の人のドメーヌ。前より甘みがある。もっと凝縮した感じ。熟したリンゴみたいな。

Michel Bouzereau Meursault "Les Grands Charrons" 2011

前よりもっとコクと深みがある感じ。コストパフォーマンスいいね、と周りも絶賛。

Vincent Girardin Puligny-Montrachet Les Folatieres 2010

軽い。ちょっと塩っぽい苦味。果実感がよりさわやかな感じ。


ここまでで後は帰路。ボーヌで2組が降り、残り1組と私がデジョンへ。なるたけ美味しいよね、という話で盛り上がっていました。あとうどんもさぬき屋はお勧めとのこと。

デジョンで案内役の方たちとお別れ。どうもありがとうございました。列車までは2時間あるので町の観光に行きます。もともと町で晩御飯にするつもりだったけど、店の開く時間が列車と重なってしまうのでマクドナルドで食事。デジョンはブルゴーニュ公国の首都で、宮殿を始め旧市街に昔の建物が多く残っている。いかにもって感じでいいですね。特に宮殿の先の石畳の通りがいいですね。マイユの本店も発見。マスタード、味が10種類以上ありますね。イチゴとかレモンとか。ただ粒入りは1種のみでした。

リオン駅着は21時ごろ。