11/13 黒川温泉から九重夢大吊橋を経て湯布院へ

九重夢大吊橋は全長が日本一の橋で、かつ紅葉で有名な九酔渓を下に望む、ということで是非行ってみたいと思っていました。

この日のミッションは、交通の悪い黒川から、さらに交通の悪い大吊橋を経て湯布院に如何に効率的にたどり着けるか、というかなりシビアなものでした。

何日もスケジュールを練った結果、とった経路は以下の通り。

  • 黒川温泉 11:26 - くじゅう登山口 12:09 九州横断バス
  • くじゅう登山口 12:15 - 大吊橋中村口 12:47 日田バス
  • 大吊橋中村口 13:47 - 中村駅前14:09 日田バス
  • 豊後中村 14:22 - 由布院 14:39 ゆふ3号

最初は行きと同じくくじゅう登山口経由でバスで湯布院駅前バスセンターに行こうとしていたんですよね。ただそれだと湯布院着は17:29になってしまう。というか、中村駅が豊後中村駅のことだとわかったのが前日だったのでした。日田バスの時刻表はこちらを参照

ということで黒川温泉で時間ができたので、朝から温泉めぐり。旅館として評価の高い御客屋とふもと旅館に伺いました。朝の9時から風呂に入る人などおらず、完全に貸し切り状態。どこの旅館のお風呂も風情があってよかったのですが、強いて1番をあげるとするとふもと旅館かなあ。川のせせらぎと紅葉(ほとんど散っていましたが)を楽しむことができます。

のんびりしているともう10時半過ぎになってしまい、急いで支度。黒川温泉から湯布院に向かう人は結構多かったです。くじゅう登山口で降りたところで、雨が降り出してきました。ほぼ待ち時間なしに日田バスがやってきました。この時間のは中村駅前行きのバス。バス乗り場は同じ場所です。こんな雨風で大吊橋とか無理ゲだろう、と思っていると、到着時には幸いにも雨があがっていました。

森の色付き具合は結構いいんじゃないかな。雲で煙っている合間に滝が見えて結構いい感じ。架橋はかなり安定していて、吊り橋を渡っているという感じはしないですね。ま、でも、絶景なのは確か。

今度はバスで紅葉の木々の中を降りていきます。途中九酔渓も通りますし、これまたいい景色。無事豊後中村駅に到着。特急ゆふの到着が少し遅れましたがほぼ定刻に由布院に到着。

黒川温泉と比べるとギャップが激しいですねえ。町広い。宿まで15分ほど歩かないといけないとは。しかも途中明らかに雲行きが怪しくなる。急ぎ宿へ向かいチェックイン。雨がまた降り出して来たよ。風呂に入っている間に雨が上がったので、急いで町中へ。というか、夕方から夜は基本的に他の宿のお風呂に入れないとは。これ、湯布院に泊まるくらいなら黒川温泉に泊まった方がいいんじゃね?

だが、晩ご飯をいただいた湯の岳庵はよかったです。御三家と呼ばれる名宿はいいかもですね。ということで、水面から湯気が立ち上がる金鱗池を堪能した後に夕食へ。メニューの中ではやはり牛肉の温泉蒸しは素晴らしいですね。牛肉の旨味を十二分に楽しむことができる。しかも油っぽくない。あと、かぶのスープがよかった。ビシソワーズから芋のでんぷん感を取り去った感じ。繊細な味でした。

露天風呂で雲が過ぎ去った星空を眺めながら身体を休め、就寝。


九重夢大吊橋。ワイヤーでがっちり。

橋からの景色も一枚。雨上がりで霧がちらほら立ち込めてます。

豊後中村駅。バス停はすぐ前にあります。

金鱗池。冬場は朝夕と霧が立ち込めるそうです。

湯の岳庵名物牛肉の温泉蒸し