のだめカンタービレ#21

のだめが男性原理で動いているのが、ちょっといやーな感じなんだけど、面白いからいいや。確かに急展開。真剣に音楽に向き合うって何? ってことだよな。師との関係をこれだけ多角的に描いているのは、さすがブレーンがたくさんいるだけあるなあと思ったり。おかげでミルヒーがババ引かされた感じだけど。でもメフィストはやりすぎだよねー。

のだめは満足して音楽をやめたがっているんじゃないか、という千秋の恐れを裏付けるエピソードがあちこちに張り巡らされていていいスパイスになっている。本来千秋がやるべきなんですよねー。でも千秋ものだめもそこに踏み込めない。Lesson 119の1ページ目、「二人旅の終わり――」も師匠でもないのに音楽を一緒に作り上げようとするあいまいな関係の終わり、という意味だし。他のキャラが空気化しているのは展開的に仕方ないのだけど、やはりちょっと寂しい。