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GIANT KILLING 1-6

とりあえず1,2巻を読んで、あまりの神展開になんじゃこりゃーと続きを全て買ったら普通の展開になってたw いやしかし、面白い。id:suikyoさんどもでした。展開にスピード感があるんですよね。少なくとも2巻までは。語るべきことをきっちり語っているのにもたつかない。原作が別の人だからかな。

たとえば湯浅健二の「日本人はなぜシュートを打たないのか?」みたいに、こと日本のサッカーって選手の精神的な部分をよく問題にされるわけですよ。でも、生まれ育つ環境が違うのに、欧米の選手と比べても意味がない。とはいえ「集中ー!」とか根拠のない精神論で戦ってても進歩がない。結局どうするのか、という問いに現場以外に語る言葉はこれまでなかったように思う。湯浅先生のHPでよく紹介されるように、現場では指導の仕方も変わってきているし日本のサッカーの運営構造も変わりつつある。達海というキャラを介することでそういうのをお話として描けている。クレバーさと心理マネジメントがちゃんと達海の魅力になってるもんなぁ。すばらしい。また彼の裏返しになっている椿との関係もいい(背番号同じだしね)。
まぁ、そんな話とかテーマ性みたいなのをなるべく見せようとしない、素っ気無さもこの作品の魅力かもしれない。初勝利の名古屋戦の試合展開はすごく読ませる上、「おお振り」のようには暑苦しくならない。かき回す人がいないから、チームが不調になるとぐだぐだ気味になるのがちと不満かな。