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2007年END_OF_SCAN総括

主に3つのテーマを繰り返し論じてきたように思う。

A. 多様性と知の形成

自分の中で一番重要なエントリーは"Think the difference"だろうか。集合知やネットの多様性の陥穽については何度も書いた。2007年は限界が具体的に見え始めた年だろう。2008年は意思決定がより差し迫った問題になるだろう。

B. アテンションエコノミーにおけるメディアとコンテンツ

不気味の谷の手前の山がコンセプトとしてある。満たすべきものはアンビエンス。最近の弾さんのエントリーにある、中島聡さんの"もてなし"という言葉は印象的だ。ニコ動というプラットフォームによってコンセプトは公知になった。2008年にはビジネス化の方法論が議論されないといけない。

C. 物語とリアル

モチーフの"語り直し"は人にアクチュアリティを与える。二次創作についてはまだまだ語る余地がある。"周縁"については何度か論じてきた。2008年に考えていきたいのは"異化"の概念。

AとBの交わりは既存のメディア産業にどのように対峙するか、BとCの交わりはモチーフの共有における技術的課題、CとAの交わりは現在(対話)よりも過去(記憶)を指向する人の進化における課題、という自分にとってより高次な問題につながっている。