魔法の世界の虚無と、科学

重要な問題であるように思うので別エントリーで。

http://d.hatena.ne.jp/heartless00/20071206/1196909636
昔(ポストモダン以前?)はまだ虚無を超越的に扱えていたと思うんですよね。内輪の言葉しか持てない今では、この問題はより切実なんだろう。
あるいは、「科学の終焉」、科学の魔術化と歩調を合わせた現象なのかもしれない。とすると、テッド・チャンの方法は、より理にかなっているともいえる。
「予期される未来」 - END_OF_SCAN

自然科学が客観的な世界を連綿と計測してきたのは、まさに虚無(主観的な言葉によるセカイの限界)に取り込まれない言語を持つためだった。今、科学に、そしてSFに本当に必要なのは、その意思なのかもしれない。