NCC2007:「新しい動画広告のコンテクスト」


メディアの変化、AdWord YouTubeがどのようにチャレンジしているか

広告プラットフォームは進化かつ増殖している
広告の本質は大きく変わってないのではないか

バビロンの広告 "私は存在する"
最近は広告と販売促進が流行している
なぜそれがマーケットに存在しているか、という存在価値を示すことが
広告の本義。

テクノロジーとメディア
グーテンベルグ
テクノロジーとメディア改革
活版印刷、印刷技術
マスプロダクションを可能にした

広告と技術のテクノロジーの結びつきがあった

引札:日本の広告のはじまり
ちらし
江戸時代
ブランドの差別化というのはこの頃から萌芽としてあった

メディアの変化、ユーザのメディア利用動向は変わっているが
広告そのものは変わっていない

メディアリテラシーが広告を後押しする
江戸では80%の男子が文章が読めた。農村の僻地でも20%読めた

マスメディアの始まり
1862: 最初の新聞
1870: 最初の日刊新聞

どうしてマスメディアが普及したか
文字を読み書きできる層が明治時代にはさらに増えていた

企業からのテキスト情報が広告だった
インフォメーションが広告の役割だった

その後、企業、ブランドイメージをアイコン化した広告が始まる

大量生産はマスメディアを必要とした

マスプロダクトのサイズとマス広告のサイズがぴったりとあった
もしかすると、マス広告がもし、このまま落ちていくとしたら
それは企業のものづくりとメディアのサイズがあわなくなっているのが
原因かもしれない

ラジオ:広告が情報以上のものに
1925: NHK
1951: CBCで最初のラジオ広告放送

1927
テレビの実験

最初の放送は1953年 2/11

最初のテレビのパワーは?
テレビ:消費者との結びつきを強くするもの

テレビのリーチは、インターネットはまだまだ追いつかない。
もし消費者との結びつきが弱くなっている理由があるとすればそれが何か
昔どういうふうに見られていたかというところから考えていきたい

テレビセットの前に聴衆が沢山いた時代

当時の日本テレビのトップが言っていたのは、
テレビを普及させるにはテレビ自体を人々に見せるところからスタートした

街頭テレビの時代から、お茶の間に
テレビのパワーが一番あったのは街頭テレビ

もともとテレビは一つのモニタで沢山の人を結び付けていた今は
個人化し続けた結果、横の人との結びつきを弱くしていた

ネットの動画広告は、趣味とかでばらばらになったオーディエンスを
ふたたび結びつける働きがあるのかもしれない。

一方、マス広告はブランドが戦いあう主戦場

その時今のオーディエンスはどこにいるのか?
マーケッターは人々をちゃんと捕まえているのか?

マーケッターはダーツの的に向かって矢を投げているよう。
全部が中に当たればいいなと思いながら投げている。
出来るだけ正確なターゲットにどれだけ突き刺さるか。
テクノロジーがない時代には、じゅうたん爆撃しかなかった

広告は、Unsolicited な情報なの?
これまで企業側の思惑だけに基づいて送られていた。
ネットで、ユーザが何かを探しながら見ているところで、
ユーザの行動自体がこれまでのように単に企業の思惑で受け取る
という立場から積極的に自分にあう商品を探しているようになっている。

Google検索連動型広告
従来、広告主が広告を出しているのに表示さないというのは
どういうことか、ということになる。
しかし、CTRが小さい広告を表示しないGoogleは、
広告主にそれが効果のない広告だと言っている

52%が、動画広告が自分の興味にあっている広告かどうかが大事
46%gが、動画広告がサイトのコンテンツにあっていることが重要

ターゲットオーディエンスがどこにあるかどうやって知るか

GoogleAdWords
ターゲットコンシューマの興味に近いところで結びつけることができる

ワンボックスカー、
ファミリーユース、あるいは、釣り
TVCMだとそのどっちか、その最大公約数で作るしかなかった、
ターゲット広告だとそれぞれにあった形でターゲットを狙うことができる

サイトターゲット
マスオーディエンス、いろんなユーザが集まっている
その興味をよりわけて、それぞれのターゲットにあったパッケージを
送れれば、これまでと違う動画広告が生まれるはず

検索をして同じサイトに何度もいくことはめったにない。
検索は興味に基づいて行われている
ポータルサイトにきて、いろんなサイトに飛んでいく
そこをユーザの興味が集まる場所だとするとそこは有効な広告スペースになr

Google Adwords
動画広告も出せる
動画はClick to Play

動画広告はテレビCMの再利用だと思われている
しかし、トレイラーや、プロモーション、あるいはインストラクションもある
動画というスペースをそのサイトに集まる人に有効な情報提供する場所にする

アメリカでスタートするGadget Ads
プレイヤーそのものをイメージにあわせてスキンを作ることもできる

YouTubeは広告をコンテンツと考えている
動画投稿サイトとか言われるけど、
動画広報コミュニティだと思っている

横のつながりを強める機能がYouTubeにたくさんある。
"Broadcast Yourself"
このYouって?
アマチュア、映像制作者、と、マーケッター
それらの動画投稿コミュニティ
マーケッターの一人の参加者として参加できる

事例を。
Nike Cosplay
アキバネットワークというチャンネルを作っている
ニッサンのdualis
・JALPAK
会津若松市 市長あいさつとか

YouTubeの広告機会
フロントページVA

再生ページでは、ユーザはコメントを述べることもできる評価もできる
ユーザによって広告が評価されてしまう

Search Video Ads
検索した結果によって広告がでうr

InVideo Ads
調査によると
プリロール、ポストロールは、いまいちユーザに受けがよくない
Dandelion Weird-Out
下に半透明のバナーが出る。一定の時間がたつと消える
バナーをクリックすると後ろの動画がポーズして、前でCMを見れる。

まとめ
オンライン動画広告で重要なこと
・ユーザコントロールあるいは、ユーザinitiated
ユーザをコントロールすタイプの広告がすきだというデータがない。
見たいタイミング、情報であれば広告を見てくれる
・動画の広告の可能性、多様性を理解する
CMだけでなく色んな情報がある
・広告をちゃんと関係のある場所に出す
・Broadcast Yourself
単にCMを流すことでなく、マーケッター自身が参加者として発信する