NCC2007:「ネットワーク2.0」


村井先生はビデオで参加、湘南キャンパス

去年もネットワークのオープン化の重要性について講演をした

村井:
Network: Future
ネットは90年代に基盤として広がっていく
実験的なもの先端的なものに行き渡っていった
そこから、どうなっていくのか、というので
コンセプト、アイデアビジネス、発想が実現できる環境

ライフスタイル、CSの専門家でなくても使えるように
2005年過ぎてからかなり技術背景が変わってきた

Market Driven
ユーザの行動が変わっている
residential broadband
ISPすべてにお願いして、家庭でどんだけトラフィックがあるか調べた
2004年、inbound と outbound はほとんど等しかった
inbound 100G, outbound 170G
2006年、outband (ユーザにDL)が大きくなっている
outbound 240G, outbound 360G

P2Pのように一定に発生しているわけでなく、生活のリズムにあった
ネットワークのトラヒックになっている。

#ただDSLより光の方がinboundが大きくなっている

人間は家にいてもものすごいビット量を生活感を持って使っている

デジタルオーディオ技術の進化と音楽の退化
HDサウンド(24bit/96kHz)

オーディオ会社をコンピュータ会社を買うというのは、
ハイエンドで音声を届けるのにコンピュータが必要になっているから
アプリケーションがインターネットを動かしている。。

Co-Mobility Society
長野県
少子化が進んでいて、14学区から4学区になった
子供たちは長い間スクールバス、通学に時間がかかる
その間に何をすればいいのか。
ワイアレスコミュニケーションがどこにでもあって、ネット
で何でもアクセスできるようになったとき、
どんな環境を作るか。
マーケットドリブンでネットのデザインが変わる。

I/F, インフラを作ればというところから、
社会の課題を解決するためにどうコンピュータ、ネットを使うか

一番重要なのはUnwired
技術的進化、精度もよくなっている

自動車100個のセンサーで集めた情報を使うとすごいのが集まる
ン十億のうちかなりの部分はパケット通信代だった

adhoc network

ワンセグ1千万台越えた。
そんなに伸びるとは思わなかった
USB, PC入れると

上手に使うと、ブロードキャストのデジタルデータをどう送るか、
というのがコミュニティFM単位で電波を使えるようになると
ブロードキャストもPoint-to-Pointもうけるとなると
巣ペクトラムは大事なリソースになる
周波数割り当て

WiFiでデータベース化して何かできないか
位置情報は大事なインフラ
それをお上がやるのではなく民間で作れるだろう
それを誰が作るのか。

WiFi mesh
Googleの長距離WiFIステーション

中華なべと塩の缶で4キロ接続できるワイアレスLANができる

Joi:
誰がやるのと言う問題
やらなければならないことがいっぱいある。
沢山の人が参加してやったのがインターネットのよかったところ。
週輪数割り当てのような国がこれまでやっていたことにぶつかりつつある

コンシューマはコストが安いけど、インフラになるとお金がかかる
課題とか気をつけないといけないこと、危険性は?

村井:
重くて動かしにくいこと
それぞれが責任を持たないといけないけど
歴史的に日本で難しいことは
2つ大きなドライビングフォース
・ビジネス、人が幸せ、喜ぶ、マーケット
これは守備範囲が広がった、色んな人が参加するようになった
それに応えるためにインフラを作るというのは昔に比べて
理解されやすくなった。壁とか障害は減ってきた
・横に世界がつながることが大事
外圧。アメリカとか中国では出来ているのに日本では出来ないってのは。。。
たとえばおさいふケータイもプライバシー的には難しかったはず、それが
市場で望まれてできた。それが
世界のいろんなところと横つながり
色んな問題を議論できれば重いことでも発想をうまく解決できるかもしれない

日本のベンチャーは上に乗っかっているけど、下を理解していない
Googleは、周波数割り当てに入っていったり、
FONにみんな投資したり
日本のベンチャーは当たり前にネットがあるものとして、
そこのレイヤーの協力がないように

村井:
ぜひビジネス考えている人はそこを考えて欲しいという思いでそういう話をした
インフラ屋、通信業界、無線、ケータイ
ブロードキャスト
これらをどうやって使うか

1セグ、3千万台
微量だと13チャネル。
データも何でもおこなる
ケータイでプログラム書ける。
この発想って誰がやんの?と
CSに詳しい人がやるんだろうけど。
今まで自由度がなかったことがあるけど、
アクセスが解放されて、いろいろできるかもしれない
日本とアメリカの比較はわからないけど、
日本は面白くんっている
もっとインフラのことから発想するベンチャーがあってもいいのに

Joi:
日本、縦割り
インフラ同士が集まったり、というのはあるけど
日本だと技術者がハリウッド向けの
技術者がコマーシャルを引っ張って。
ネットワークのアーキテクチャなのにビジネスモデルはコマーシャル
SFCからベンチャーがでているのもその辺の流れになり始めている

暦本:
ケータイだけ日本だけ違うというのは
ある意味いい面もある。
世界がフラットだと、集中していってしまう。
障壁があることで出てくると

千川原:
FONはすごい挑戦
今mでリスクととらえていたのをチャンスと捉えたとき可能性が見えてくる
ことを最近感じる。

Joi:
あとパイプを太くする
ベンチャーと企業の研究者とかが合宿でとかできれば。

総務省とつきあうという話一つでもベンチャーではできない
規制の問題はすごく大変
ベンチャーにはそれが致命傷になりうる。

村井:
変わったのは、昔だとみんな暗中模索で地雷ふんでばっかだったけど、
今だと地雷の避け方知っている人もいて
いろんな人が関わってきて、昔に比べてできるようになった
二人の話に共通しているのはインフラ
ある発想があったときに、それを作る、それを現実にする
それを共通にできる基盤
ケータイも最初はかなり使いにくいプラットフォームだったはず
今はすごくいじりやすくなった。
リスクもあるけどプラットフォーム化してきたのでaccomodate
インフラ儲かるのかと言う問題
それを使ったり作るというのなかdえ低コスト、ということになると
色々参加できるようになる。そうすると経済的にもmakeできるようになる

Joi:
Martin Varsavskiのメッセージ
2006(?)10. 10000
2006.12 22000
2007.9 48000AP

iPhone 2G, WiFi
Nokiaのケータイ
FON

千川原:
昨年12月
デジタルガレージの支援でlaunchした
APは22000
メンバー総数は40000人弱
グローバルで一番APが多いのはドイツだけど数は殆ど変わらない
12月には一番APが多くなりそう

FONはよく無線LAN共有サービスといわれるけど
それは一つの手段だと思っている
無線LAN業界のYouTubeみたいなものかなと思っている。
世界中で無料かつワイアレスで接続するサービスを提供するもの
その手段が個人の無線LANの共有、コミュニティ

これからの課題、計画。
FONはユーザ参加型が中心にあるコンセプト
これまで個人の参加によって住宅地に広がってきた
次のステップとして使えるようにするため集客ポイントに。

Joi:
タイアップしてやっていかないといけない
規制が一番心配だったけど
案外、昔に比べたら応援してくれる人もいるのであんまり規制されずに
動いている

千川原:
総務省と何度もディスカッションした
3つのポイント、
特にlinusについて斬新なレギュレーションの解釈をしてくれた。
ちゃんと整理できている

Billは日本では出来ないとよく言われるけど、
そこも整理できていてそれが整えばいけるかも

暦本:
PlaceEngine: 無線LAN即位情報から位置推定
60万個ぐらいAPの位置をDB化している。
周りのAPの電界強度から位置を測定している。
屋内で利用可能
測位時間が短い(1秒以下)

問題は、APの位置を動かした
フロアが違うのもわかるので、ビルの階数もわかる。

この情報を大局的に管理するのは不可能
それを集約する必要がある: sensonomy

API提供

koozyt.comというベンチャーを立ち上げた

ロケーションが完全に分かるとライフログもできる
ライフタグ:専用のアクセサリ

鍵がその人の行動パタンを覚えている
盗んだ人は、違う行動パタンで来る。
それで個人を特定して、違うと判定する。
物のライフログ

ロケーションとCO2センサーを個人が持つと、
正確な環境マップもできる

Joi:
FONPlaceEngineはつながりそう

プロバイダの視点でFONがあって
FONの位置で広告がでるとか、位置情報を本に広告出すととか
APIをオープンにすると、Web2.0的な動きを加速させられそう

企業の研究所と、デジタルガレージの研究所とかで色々
できればいいのに。

www.placeengine.com