NCC2007:「クリエイティブ・コモンズとWebビジネスの未来」


CCとは?
All rights reserved と No rights reservedとの間。
38の国それぞれについて法律にあわせてCCを成文化している
シェアするには互換性が必要だから。

6つのライセンスバリエーション
by-nc-nd ... by

musician
世界的にサンプリングは違法。しかし許可してもいいというアーティスト
もいる、ということでサンプリングライセンスもある。
ライセンスを得るには、サイトに行って。
・人が読めるもの
・法律として成文化されたもの
・コンピュータが読めるメタデータ
を出してくれる。

Timo:
"Star wreck" SFコメディー、最初のCCな映画
学生、特に経験もなし
2500000円の予算、7年
CGでハリウッド並みのエフェクトで。
コミュニティで半分の人が参加
宇宙船のデザインはすべてコミュニティで作った
サブタイトルの翻訳

再配布などするにはCCは重要だった
distributionはBitTorrent
DVDも販売

今まで500000のDL

ロシアで海賊版が出たら、これを売りたいというコンタクトができた

林:
リエーターネットワーク
7年かかって日本で一番といわれるようになった。
登録クリエーター1万人

サイトにはブログ、ポートフォリオ、ストレージ1G
ユニークなのは、単なるコミュニティではなく
登録しているクリエーター間でコラボが出来るオープンな
データベースになっている
会社のものとしてデータベースを囲い込んでしまうことになるが
それを公開している
100-200人のクリエータでコラボなんてことも
携帯コンテンツ開発
登録しているクリエータにやりたい人をつのる。
マスコラボレーションを常に行っている

デザイナー、コーディングする人、写真、システム開発
オンラインですべてつながって、
ろふとわーくはそのマネージメントだけ
2ヶ月にCCを全面採用
200人ほどのクリエーターが使っている。

日本で採用すると、名前、非営利、改変しないで、という
distribution onlyだけ、ロフトワークも9割がそれ。
リエータのファンを増やすしかない、そのためのプロモーションツール
として使ってもらう
本当のCCの可能性はその次のクリエータ間のコラボ
それを実現するには互酬性
互いに使うようにする。
集まったコンテンツ自体を印刷会社など、ビジネスにつながる
企業間の連携で流通させていくことがこれからロフトワークがやらないと

CCのベースにある一番大切なこと
いいことをしたい社会性リスペクト、それをみんなで輪を広げていく、ということ
open infrastructure for creativity

黒田:
NeoM rePublic http://neom.nifty.com
video共有

NeoM
CCで利用条件が指定された映像、音楽、シナリオなどの素材を提供、個人クリエータ
の創作活動をネット上で促進し支援するショートムービープロジェクト

例えば、映像に音楽をつけたい、という声。

CCを導入してわかったこと for クリエータ
CCの適用方法がサイト上の説明だけでは理解してもらえない。誰も自分のブログ上
でクレジットの表記をしない

CCを適用するのは面倒。結局Byの表記は自分でしないといけない

自己規制がかかっている
改変可のライセンスがついているにもかかわらずk、どこまで変えていいのか、と
質問がくる。創造性がスポイルされている?

ビデオを簡単にWebで公開したい

ビデオ共有:1年前でできなかった
YouTubeが出てきてから、やっぱりこういうのをやるべきだ
という声がでて始めた

40%がブログに直接投稿

多いのは、猫、人形のスライドショー、ロボットの自作、子供、鉄道、スポーツ
ビリー

プロバイダの使命としては爆発的なアクセスを目指すのではなく
ブログやSNSなどから簡単にアップできるものにすること

機能については、本間さんに。

CCを導入してみてわかったこと for ブロガー
CCの適用方法がサイト上の説明だけでは理解してもらえない
TV番組にCCライセンスをつけてDL可能のmp4に変換してみたり
。。

本間:
eyeVio
プライベートなコンテンツを安心して共有できる場所を目指した

期限付きパスワードで反故して、プライベートなビデオをメールで共有する

高画質 640x388 1.5Mbps
反響大きかった
きれいな動画を見せたいという需要は意外に大きい

ソニー製品と連携強化
高画質なAVCコンテンツをブラウザから直接DL可能
ユーザのプライベートコンテンツにDRMつける必要はない
全く保護しないのも問題ない、
そこはsonyとしてしないといけないんじゃないか

一番特徴的なのがダウンロードの機能
ブラウザ→デバイス
 デバイスをつなぐと、ブラウザにそれが反応する。
 そこでDLボタンを押すと、デバイスがちゃんと対応する

どのぐらいCC使っているか
まだまだ少ない
ちゃんと作品を作っているという意識のある人はちゃんと使っている

Joi:
守っている権利もちゃんとある、というのが面白いと思っている
ソニーeyeVioも、CCを守る、という許諾を得てからDLさせている。
CCも著作権がないとできない
CCはアンチコピーライトではない

やっぱリミックスしてもらった方が面白いという流れがある
すごくフリー原理主義からすると、CCは一部守っているというところで
反発がある。

林:
ライセンスが最初厳しいのを使いたがるのは、最初のブログも同じ。
企業が使うにはリスクが高すぎる、と言っていた。
情報を公開するメリットよりデメリットの方を多く見積もってしまう。実施亜に
公開してみると、なんと多くの人がものをしっていたり、とか
つながる感動がある。
それとCCは似ている。
発想もコミュニティに公開するとリミックスとか使われることで
自分が世の中に知られていくというメリットは体感してみないとわからない
誰かオピニオンリーダがプッシュしてくとばっと広がるかもしれない。

黒田:
ただ思っているのは、CCをつけてうまくTimoみたいに見つけてもらえば
いいけど、なかなかそうなるのは難しい
アマチュアで普及させようとしたとき、何かメリットがある仕組みが
必要だと思う
CCライセンスで検索できるけど、ものすごい奥に入らないと検索できない

Joi
そこが企業の役割だろう
デバイスに組み込むのが大事だと思う
キャノンのカメラに、著作権に気をつけようと書いてあってがっかりした
アメリカの著作権からの流れもある。
DRMを壊すことも違法。
コンテンツ制作者と利用者の相互の了解があっても
DVDからリッピングすると違法。デバイスがクローズにしてしまっている
互いのものを見つけるというサービスはやっぱり重要
アマチュア向けの、SNSだけじゃなく、エコロジーが必要
mixiや検索サイトなどみんなで取り組まないと。
アメリカは小さな会社が
クローズな世界がばらばらになっちえる
会社間のコラボでユーザがつながるようにしてほしい

本間:
ソニーは制作をしている。それが個人をサポートすることは
重要だと思う。
それを1クリエーター、ユーザにゆだねて発信する環境が必要
商業のコンテンツでも一部公開したりする必要もある

Joi:
これまでユーザの利便性をあげるのに家電があった
それと同じようにユーザがコンテンツを作るという動機について
ビジネスがあるはず。
しかし、映像産業については、ハリウッドの方を向いてしまっていて
ユーザがコンテンツを作るのを助けるソフト/ハードがない
そういう動きを企業間で盛り上げるというのもできるのでは

本間:
ユーザの立場に立ってというのがあるけど、大体きれいごと
企業のエゴでクローズになっていることがある。それはカッコ悪い
日本のSNSもクローズド。
mixiに何度か話を持っていったけど結局実らなかった
オープンな世界はやっぱり必要。

黒田:
オープンIDなどの流れがあって、ネット間では大丈夫なのでは。。。?