Re:祭の経済学

アキハバラ解放デモ」が成功をおさめたのは、アキバで行われたってのが大きいでしょうね。例えば「ニートの乱」のような一般のサウンドデモとは趣が異なるんではなかろうか。

この手の快楽って、帰属意識というか安心できるバックボーンがないといけないと思うのですよ。祭では、縁起とか地縁血縁とか氏子という地盤が人をより積極的に関わらせる役目を果たしている。
from 祭の経済学 - END_OF_SCAN

この祭においてオタクであるというのは、アキハバラに積極的に関わる人間ということになっているわけです。オタクの定義が何かは問う必要がない。そのときにアキハバラに居た者がオタク。アキハバラの氏子がオタク。その人がオタクであることを、アキハバラという土地が承認しているのです。
帰属意識において、縁起(場所や歴史)がイデオロギーに取って代わる力学はとても興味深い。教養や学問がサロンを形成していったプロセスもこれなんだろう。2ちゃんねるの"名無しさん"が、サロンを目の敵にするのと同じに「アキハバラ解放デモ」にも牙を向いているのがまた面白い。