チャンネルを作って公開できるようになりました - Rimo(リィモ)開発日記

これはすごい。俺だって、いいものは褒める。すごいと思ったのは、まとめサイトをチャンネルにしてしまう、という方。
これまで、まとめサイトって、まとめた香具師の労力を尊重するみたいなところがあったように思う。まとめサイトはそれ以上広がりを持たなかった。まとめサイトは、レイアウトとかインターフェースとか、デザインが一つの作品になっていた。
でも、Rimoのチャンネル作成は、まとめサイトを流用しちゃう。まとめサイトまとめサイトも流しちゃう。もとのまとめサイトのUIとかデザインなんかもうっちゃって、編成だけを取り込んでしまう。
メタキャストの井上さんは、勝手メタデータサービスについて言っていたけど、Rimoのチャンネル作成は勝手メタの勝手メタのサービスになっている。他人のまとめのパクりである。でもそれがすごい。
これまで職人芸だった編成が、それ自体がコンテンツとして消費されている。編成そのものが表現としてどんどん集積していくと、きっとあるところで相転移が起こる。コンテンツそのものでも、あるひとつの編成でもなく、複数の編成の連なりとか経緯とかネットの中での編成のトポロジーみたいなものが価値をつくっていく。
編成が貨幣化してくると、広告とかもこれまでとは全然違うものになるだろう。私がメディアに対して描く未来はそういうものだった。
そういうところまで軽々と飛び越えていったRimoに、してやられた気分です。すげーなーちきしょー。