屈辱とオリジナルへの渇望

http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/070208/index.html
今日やってた再放送を見た。若者の能力を伸ばすのに何が必要か、という問いに、飢餓感と屈辱感と答えていたのが印象的だった。屈辱感をバネに生産性をあげるのは少なくとも私には難しい。一晩へこんですっぱり忘れないと仕事にならない。屈辱や失望を自分の燃料とする、というのは短期的には可能だろうけど、死ぬまでそんなことをしていたら、燃え尽きそうだ。とはいえ、アイデンティティクライシスになるぐらい自分をさらけ出されることで見えるものもある。石井先生ですら、PCに娘の写真を入れていて、落ち込んだときに見て励みにしているらしい。
Tangible Bitのように産業的な分野からずっと先に進んでいる研究で、石井先生は何度も「なぜそれをするのか」学生に問いかけていた。先進的であるからこそ尚更アイデアベンチマークは必要なのだろう。ただ私的には、big pictureを精緻化するよりも、近場のexitと将来のbig pictureとをどうつなぐかの方が難しい。