豊かさの経済学

The Long Tail - Wired Blogs
The Economics of Abundance - My Life Between Silicon Valley and Japan
結局、貨幣に変わる流通するものは何なのかを議論せにゃいかんのに、オライリーの成功にかこつけて、柳の下でどじょう探し(思わせぶりな単語と概念の断片を提示して煽る)をしすぎだよみんな。
で、何を交換するのか。ボードリヤールの象徴交換は一つの可能性なのかなと思った。あ、あとは、バタイユの蕩尽。で、そのフックとなるのは、やはりボードリヤールのいう誘惑なんだろう。
大きな物語はとっくに死に果て、小さな物語もゾンビ化している今の世の中では、物語はこういうところで貨幣として利用されるのだろう。選択を正統化するコンテクストのプログレッシブな提示。
豊かさの経済学で検索してひっかかった「顕示的消費の経済学 « 名古屋大学出版会」なんかは考察の参考になるかも。