ライトノベル三大奇書とは - はてなキーワード

電撃小説大賞が最初電撃ゲーム小説大賞と呼ばれていたように、ゲームをプレイしているような体験を読み手に与えるのがラノベの一つの王道だと思う。一方、「ドグラマグラ」も「虚無への供物」も、世界を俯瞰するという読み手の特権的な地位を嘲笑い揺り動かし無に帰してしまうことをその本義としている。すべてとは言わないけど、奇書と最もかけ離れている物語がゲーム小説だと思う。自虐系じゃなくて、ラノベ的な物語を楽しんでいることに絶望してしまうほど読み手を欝にするラノベ、物語の部品をデータベース的に扱うことに対しニヒルに振舞うのではなく意思が大事なんだって変にポジティブに振舞うのでもなく嘲り倒すようなラノベ、つまりメタラノベがあるなら是非読んでみたい。