アンビエンスを作るコンテンツアクセス

データベースから言語へ、コンテンツの変遷 - END_OF_SCANに述べたように、ネットでは視聴と表現がカップリングされている。視聴者はネット上の評判になっているコンテンツをすすんで視聴する。視聴者はユーザとして自分の感想を表現としてネットで見える場所に置く。Web技術は、ここの表現を集約し第三者がそれを目にする。視聴者=ユーザは、視聴と表現のサイクルを動かす。新しいコンテンツアクセスではこのサイクルを回すことが至上命題となる。このサイクルを維持することがアンビエンスにつながり、ブランドへとつながる。
そのためのアプローチは2つある。1つは表現→視聴、視聴→表現のコンバーションレートをあげることである。もう1つはリーチを拡大するため、ユーザが受ける表現→視聴、視聴→表現のコスト(ストレス)を下げることである。
Googleのマーケティング部門にいる有名なブロガーである高広伯彦氏は、Web2.0時代のマーケティングについて、「消費者のインテンションを捉え即座に欲しい情報を提供すること」と述べている。コンテンツアクセスについても同様に言うことができる。Web2.0時代のコンテンツアクセスとは、「視聴者のインテンションを捉え即座に望みのコンテンツを提供すること」である。