Web2.0の3つの軸
梅田望夫氏の著した「ウェブ進化論 本当の大変化はこれからはじまる」は、Googleがもたらした情報変革をあらわにし、インターネットに立ち上がりつつある新しい文化がこれまでと全く違ったパラダイムにあることを指摘している。一般にこれらの流れは、”Web2.0”という言葉で象徴的に表現される。
“Web2.0”についてはオンライン、オフラインに数多の論考があるが、ポイントは次の3つだと考える。
- Web技術の進化: 個人の情報活動(収集/記録/検索)がそのまま第三者への発信となる(Webページ構造化/RSS/トラックバック/パーマリンク)
- 意味集約システムの確立: 個々の情報活動をシステムが容易に集約できるため、多くの人が使うほどシステムが便利になる。(PageRank, ソーシャルタギング, ロングテール)
- 知識形成のための新しい社会形態: 情報提供により注目を集めることを大きな価値とみなし、積極的に情報を共有する(オープンソースソサイエティ、集合知、アテンションエコノミー)
それぞれの意味するところについて詳しく説明する。