テレビ局がコンテンツ配信で強みだと思っている点

テレビは、以下の4点でインターネットでの映像視聴より優れていると言われている。

  • コンテンツ制作能力: 高品質なコンテンツ制作、視聴率を監視し視聴者動向に対応するきめ細かいコンテンツ制作、報道など情報ソースのはっきりしたコンテンツ制作、プロダクション・広告代理店と連動した制作体制
  • 配信能力: 電波による低コストで広リーチの配信、緊急放送など有事での重要性
  • CMをベースとした収益力: GRPという広告主に認知された指標、プライムタイム・ゴールデンタイムなど世代ごとにリーチするセグメント別CM、CMのリーチの広さ、AIDMA
  • ライフスタイルに組み込まれた視聴環境: 家庭での受動的な(くつろいでぼーっと見るタイプの)視聴は、インターネットのように能動的な視聴よりもCM効果が高い(その商品を欲しいと思っていない人に思わせることができる。ネットの場合にはその商品を欲しいと思う人しかアクセスしない)

しかし、ネットのあちら側の人たちは、これら全てに対しテレビ的なものとは異なるものを好むようになっている。つまり、これまで絶対だと思われていたテレビの優位性が崩れつつある。