ですの11

クライマックスに向けてのタメ。
魅上も高田も活躍しないのが不満だが、作者は作品が複層化するよりもあくまで月とLの対決を描こうとしているのだろう。それは昔の探偵小説から連綿と続く知の決闘であり、その意味でデスノートは探偵物の後継者と言えるんじゃないかな。なにより、決着をつけるため倉庫に全員集まるというシチュエーションは、大団円のお約束なのですよ。昔の探偵小説ファンとしては燃え。