FF12

最近更新がないのは、これのせい。100時間ぐらいやって今Lv63ぐらい。昨日ギル様討伐完了したところ。音楽が昔のFFので泣けた。なんでエクスカリパーが出てこないんだ。モブはあと5匹ぐらいかな。
アクティブバトルなんだけど、なしくずし的に戦闘が始まる、というのとは違う。導線とガンビットのおかげで、戦闘の入りと終わりを意識できる。かつその変わりがシームレスなんで気持ちいい。プレイヤーキャラの周囲空間・なわばりを意識させるデザインなんですよ。プロクシミクスがある、というか。VRにせよ何にせよ、コミュニケーションシステムにおいて、なわばりというか近接空間というのは重要なタームです。それを感じさせるという点でひとつマイルストーンになるゲームかなーと思いました。
シナリオについては高橋直樹さんの感想にほぼ賛成。そして、バルフレアの「俺はこの物語の主人公だぜ?」という言葉はとても印象深かった。あの言葉は、ヴァンやパンネロのような厨房(ほめてます)を物語の視点に持ってきているから成立している。これを物語の視点にいるキャラがしゃべったり、あるいはアーシェが大灯台のてっぺんでした「こんな力なんかいらない」てのをしたら、一気に萎えてしまう。
指摘したいのは、FF12において一番ファンタジーなのは、現実の国家的問題とのリンクを感じさせる世界観において、ヴァンやパンネロバルフレアやアーシェが一緒に行動しているところ。これによって物語的なモチーフ(あるいは我々が直面している問題)が、乖離することなくちゃんと前景化している。
CGのキャラも悪くはない。顔をのっぺり描くことで対処している。他はちゃんと描いているんだよね。ゼビウスの遠藤氏がフランの美尻ばっか見ているのもうなずける。ただ、目に力がほしい。キャラに存在感がない。とはいえ、目はまじめに描き出すと不気味の谷にすぐ落ち込んじゃうんだろーなー。