復刊うれし

ブラッドベリの「死ぬときはひとりぼっち」、大好きなんですよ。異色作家としてのブラッドベリの面目躍如な作品。今見れば、社会のディテクティブアイな探偵小説としてよくあるパタンだけどきらびやかさがブラッドベリらしい。主人公がかけだしの作家であり、メタ小説的な体裁の後ろにはブラッドベリの姿を垣間見ることができる。
黄泉からの旅人」は名前だけ知っているけどこれも復刊されているなんて。「さよなら、コンスタンス」と合わせて探偵小説三部作、なのだそうだ。
他にもクラークの中で断然好きな「楽園の泉 (ハヤカワ文庫SF)」とか、早川の異色作家短編集など、ありがたやありがたや。