梅田望夫「ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)」

梅田さんによる出版記念イベント告知
peroqさんによるログ
メディア: エスタブリッシュ層のポジション(主に梅田さんの発言に含まれる)と、ネット上ユーザ側のポジション(主にR30さん・徳力さんの発言に含まれる)と、マーケット側のポジション(渡辺さんの質問にある)との間にずれがあって、そこが顕になっている。もともと、送り手と受け手の思惑の違いを吸収するのがメディアなんですよね。で、今は思惑の違いの構図そのものが変化している。メディアはそれに対応しないといけないから、変化するのに時間がかかる。その一端が今回のイベントでも見えたように思います。
SNS: ぐだぐだな印象。SNSはつまらん、とみんな思っているのがわかってよかった。
最後の橋本さんのまとめがよい。下の世代じゃないわれわれがTPOによって言うこと変わるのも仕方がないのかも。ポジションの違いを認め(切り捨てるんじゃなくて)、ポジティブに行動するのが、Web2.0的な態度なんだろう。

http://www.mediologic.com/weblog/archives/000754.html
「コンテンツとして同じものが流れるから融合は自然に起こる」、というのはパネリストも似たような意見を言っていた。しかし、それは、マクルーハンの有名なテーゼのひとつ「新しいメディアの中には古いメディアが流れる」と変わらない。そうじゃなくて、(やはりマクルーハンの有名なテーゼである)「メディアはメッセージ」という観点において、ネットという新しいメディアがコンテンツを流すとき、どのようなメッセージ性を持つのだろう、ということを見極めたい(講演では橋本さんがそれを引き出そうとしていたがパネリストのリアクションは薄かったなぁ)。

圏外からのひところ−ボケとツッコミとブログスフィア
マスメディアとネットが持つメッセージ性がボケとツッコミというのは賛成。他のアクティビティ(個人ニュース発信やコンテンツ制作)は、外からのツッコミに耐えられる強度を持つには時間がかかる(参考:チープ革命の悪魔 - END_OF_SCAN)。

R30さんの書評

岡田有花タンの記事
冷や水を浴びせるキター。唇を歪ませる梅田さんキター。

むー、まとめる時間がない。