波状言論S改―社会学・メタゲーム・自由

ビリフリの前に紀伊国屋で見つけてしまった。勢いあまって25日の講演会のチケットも買ってしまった。

東氏と北田氏と同い年なんですよね私。なので、二人の問題意識、一つ上の世代への苛立ち、下の世代への恐れなんかは、とても共感して読んでしまいました。
ノイズしか出さない個人発信なんて気にする必要はないってな上の世代には異論を差し挟みたくなる、しかしなんとなく繋がっているだけで幸せだったり裏にある意味を読み取らない下の世代にも腹が立つ、なんてことがあるし。多角的な知識を求めて思想系とかサイバーとかアーキテクト技術(建築とか物語とか)を漁り、体系を見出そうとするところなんて、同年代のネットのアクティブな人たちはみんなやっていたりしますし。この本において、宮台氏や大澤氏には時に舌鋒鋭い東氏が、自分の問題に対しては日和ってるところなんて、シンパシーを感じます。

彼自身認めているけど、メディアの進化が思想より先に行ってることが一番の問題ですね。この中からネット的な課題を取り出すとすると、

てなところですかねぇ。私がそういう風にしか読めてないのかもしれないけど。そういう意識づけでこのブログを始めてるし。