生産的なコミュニティへ

オープンソースコラボレーションで成否を左右するのは、リーダーが自分の人生を捧げているかどうかだそうです。

ちょうど小泉首相が、「郵政法案を通すためなら殺されてもいい」てなことを森前首相に言ったのとかぶります。

根性論とも参画意識とも違うこの価値創造は、チープ革命あるいは小さな政府が本当に具現化するために重要な要素だと思います。

二つの概念を紹介しておきます。

説明はたとえばFirst Mondayのここ(英語)。内容は簡単で、多くの人に注目され認められることが動機付けに繋がる、という話。その評価をフェアにするためには情報共有が必要となります。

  • ポトラッチ

説明はたとえばここ2ちゃんねるで言うところの神ってやつです。不特定多数のために進んで自分のリソースを分配する行為。バタイユの「呪われた部分 有用性の限界 (ちくま学芸文庫)」なんかも参考に。

会社運営でこれを実現しているのはGoogleですが、みんながGoogleにはなれない。Googleページランク技術はある種のアテンションエコノミーですが、検索に限られるしそもそも検索にかける手間がめんどい。2ちゃんねるを見れば、ポトラッチが如何に重要な経済活動を生み出しうるかはわかるけど、掲示板での評価に限定されてしまう。トラックバックは一つのポトラッチですが、ブログに限定されている。

如何に効率的にアテンションを生成させるか、はWebに限らない全般的な課題なんだろうな、と思ったりします。