ブログに対する姿勢
http://nikkeibp.weblogs.jp/gato/2005/06/2channel.htmlは、匿名であることで発言の責任をとるリスクを下げマスへの影響力をあげる匿名掲示板と、身近で小さなコミュニティに引きこもり一定の発言リスクを受け容れるブログとが、相補的な関係にあることを示唆している点で評価できる。
しかし日本におけるブログの多くは、この記事にもあるように、意思表明としての場ではなく身近な出来事の記録に終始している。身近なことを書いているのは何か訴えたいものがあるわけではない。ただ自分の感じたことを表に出して、それで知らない誰かとつながっているという幻想に浸っているだけだ。
アメリカのように異文化が入り混じっている社会では、人と人をつなぐSNSや近いトピックをつなぐブログは、意見の対立とそれを解消する場として価値があるだろう。日本では同じ「ムラ」や「祭」に属する人しか繋がらない。脊髄反応もネタ的なつっこみもテンプレに過ぎない。そこにコンフリクトは存在しない。
ブログに期待できるのは、「ムラ」と「ムラ」とをつなぐ「ファシリテータ」としての役目だ。
ということでこのページでは、
の話を主に扱います。
と、ここまで書いたところで、梅田さんの論説「ウェブ社会[本当の大変化]はこれから始まる」(in 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト)を知る。どひゃー。
とりあえず思うのは、玉石混交問題を解決するひとつのアプローチとしてワークショップのファシリテータがあるので、それを実行したいと。てか、まだはてなの使い方よくわからないんだけどね。