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正統性と豹変

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メモレベル。君子どう豹変するかが課題 - 雑種路線でいこうについて。 豹変ってなかなかできないっすよね。心理的に。それまでの自分が間違っていたことを認めるのが難しい、というのは人間の性で。ただ信念ゆえに祭り上げられ、その後で時代の流れに合わな…

ホットエントリーは黄昏に飛ぶ

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ttp://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20081006 んなもん改めて言われるまでもないよ、誰でも気づいているよ、とも思うのだけど、まさにそこが重要なのだろう。個々の現象が傾向として読み解かれ、それが共有化されて意味を作る、その時になって初めてミネルヴァの…

政治とテロ

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覚書、あるいは他山の石として。 http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080929/stt0809290128000-n1.htm 辞任後、中山氏は記者会見で「重要ポストをいただき意欲を燃やしていたが、経済危機の中で国会審議に支障があるならば本意ではない。身を引く…

能力と意思の違い

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町山智浩さんの9/22のエントリー「「知っている」こと自体にはもはや何の価値もない」を読んでなんとなく。対象のエントリーの内容とは関係ないのでリンクは張らない。 唐沢がいつまでも「雑学」でしかないのは、広く浅い断片的な情報を提示するだけで、その…

モデルの扱い方

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「サイエンス・イマジネーション 科学とSFの最前線、そして未来へ」を読んでいるのだけど、最新のロボット研究とそれに対する作家たちの反応が興味深かった。というか、円城先生の反応にとくに共感した。他の人とはちょっと違う切り口だった。他の人たちは…

貨幣の起源

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そういえば、ケルコフの「ポストメディア論―結合知に向けて」に書いてあった。読み直さないと。PICSYと含めて考える予定。 このエントリーの起源は、鈴木健さんのhttp://origin.sargasso.jp/です。帰宅したらもうちょっとちゃんと書こう。「ポストメディア論…

Society of Characters

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hirokiazuma.comキャラクター=小さな神と考えるといいのかも。キャラクターをやりとりして繋がるというのは、神が言葉になっている状態だろうと。言葉で理解するというレベルと、(大きな)神を信じることでつながるというレベル、どちらもどんどん力を失っ…

下のイベントについてとりとめなく

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つまり、観念的には包摂されるけど実存としては包摂されない、と引き裂かれていることが問題なんじゃなかろうか。宮台さん切通さん藤井さんなど上の世代は、その切り裂かれている状態自体が実感できていない。もっと小さなところで実存的に包摂される場所を…

成熟

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スタージョンは何を書いているかわからない作家、と(揶揄を含んだ)尊敬を受けているのだけど、彼が書こうとしたのは「成熟さ」だったんだなぁと今日ふと気づいた。1人の人間、あるいは2人の人間、あるいは集団が自己完結している状態。例えばスタージョ…

思想地図シンポレポ覚え書き

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思想地図シンポジウムレポート - the deconstruKction of rightを読んで。あまり内容はない。

森博嗣的な天才の終わり

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犀川萌絵シリーズの頃の森博嗣は本当に好きだった。勢いあまってN大で開かれた特別講義も聞きに行った。その"講義"が始まる前に配られたレジュメに、彼の思索の断片が書き記されていた。その中のひとつに、人の人格はこれからオブジェクト指向的に振舞うよう…

MBA脳

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クリティカルシンキングちっくな全体感を持った説得性って、なんつーか当事者感がないなぁ。バタイユの「有用性の限界」つーか"イノベーション"がその根底に持っている意思=呪われた部分を遠ざけるのがクリティカルシンキングのやっていることな気がする。…

魔法の世界の虚無と、科学

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重要な問題であるように思うので別エントリーで。http://d.hatena.ne.jp/heartless00/20071206/1196909636 昔(ポストモダン以前?)はまだ虚無を超越的に扱えていたと思うんですよね。内輪の言葉しか持てない今では、この問題はより切実なんだろう。 あるい…

エコノミーと結構

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さよなら主体たち (内田樹の研究室) おもてなしのための主人の覚悟とユーザーエクスペリエンスのデザイン: DESIGN IT! w/LOVE "主体"とか"遊び"というものは、場の維持に要するコスト・制約条件によって意味づけられるわけで。

レイアース的小松左京的初音ミク

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今、ぴんときた。レイアースの「柱」制度ネタを初音ミクに割り当てるSSはどうだろう。万人の歌の依代であることを強いられたミクを誰かが解放しないと! そして全世界の「俺の嫁」を謳う人が終結してくる。ちょうど卵子を目指す精子のように。あ、これだと…

行為とストーリー

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arclamp.jpはだいぶ前からアンテナに入れていたのだけど、http://www.arclamp.jp/blog/archives/phenomenal_architecture.html、http://www.arclamp.jp/blog/archives/team_lab.htmlは個人的にかなりヒットしたエントリー。後者で紹介しているWeb2.0 EXPOで…

ネットのタイム・スリップ

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日常の他愛もないことを日記に書き連ね、それを誰かが読んでくれたり感想をくれたらちょっとした充実感を感じる。同様にライフログをとっていて、後で自分と同じ行動をしていた人に繋がったり、誰かが自分の一日に興味を持ってくれたら、その時に自分の行動…

ネットにおける知について

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知を、エコノミー(交換とか貨幣とか)を発生させるために世界を加工するためのツールと定義する。コンテクストが固定であればツールは行列式のように複数の入力と複数の出力とをマッピングするルールとして記述できる。しかしコンテクストが決定しない場合…

インタラクションの動ポモ化

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下記エントリーの続き。つまり、あらゆるインタラクション、コミュニケーションは動ポモ化*1するんだろう。顔文字は身体性の前景化であると同時に、非言語コミュニケーションのデータベース化である。動物化=切り離された(記号化された)身体性だとして、…

さらに飛躍する

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社会が集積するにつれ、人は、ノイマン型コンピュータに近づいてきているのではないか。行動を作動するためのインタプリット可能な言葉(違いを切り捨てる切り口)のみを解釈し、集積した回路の一つとして動作する。 もちろん、社会とCPUはアーキテクチャが…