2006-09-10から1日間の記事一覧

データベースから言語へ、コンテンツの変遷

目的 ネットユーザ=視聴者にとってのコンテンツの意義が、テレビなどの既存のコンテンツと異なることを示す 要旨 新しいコンテンツアクセスは消費と表現が一体になっている それは20世紀の消費社会とは異なるパラダイムにある ネットで表現することがコンテ…

ユーザ=視聴者がメディアであることの本当の意味

視聴者はコンテンツを受容し分節化し新たに付与された意味を含めた形で伝播する。この処理はメディアの意義そのものである。すなわち視聴者がメディア(媒介者)になっている。 ユーザ=視聴者の中でも、ネット上での表現を進んで行う先進的なユーザは、メデ…

ソーシャルメディアでのコンテンツアクセスモデル

ネットで表現することがコンテンツ視聴の動機 ユーザは興味のあるコンテンツについて自ら進んでネット上で記述する。その内容は、作品の内容を知らない第三者のために書かれたものではなく、評論のように論旨のある文章でもない。しかし、独り言を全世界に伝…

コンテンツのパラダイムシフト

グーテンベルグの活版印刷発明以降、聖書の読み方が変わった。それまで朗読だったのが黙読になった。多くの思想家が、大衆の成立と近代的自我の確立はこの事件に因っていることを指摘している。コンテンツ消費で重要なのは、少なくとも近代の始まりにおいて…

視聴とネタ表現からなるコンテンツアクセス

YouTubeでユーザはコンテンツを次のように扱う 他人が教えてくれたコンテンツを見る ソーシャルメディアに貼ってあるコンテンツを見る 自分が面白いと思ったコンテンツは他人に教える。 現在のソーシャルメディアにおいて、コンテンツは次の2つの性格を持つ…

ネットユーザ=視聴者

認知とコンピュータサイエンスの変遷 - END_OF_SCANで、インターネットユーザの行動原理はこれまでの中央集権的な情報管理とは異なるパラダイムに属していることを指摘した。ユーザは互いにブレイクダウンとその解消を表現する。情報、特に理解のプロセスを…