2006-09-02から1日間の記事一覧

インターネット映像配信ビジネスの課題

AV

これまでの内容をまとめると、ネット側から見たときのテレビの状況は次の通りである。 魅力あるコンテンツ制作(高臨場感、編成):影響力を失っている。完全になくなることはないがこれまでのように視聴者の注意を独占することはない。 情報の信頼性:影響…

exposureからengagemementへ移行するマーケッティング

AV

Web技術がユーザの嗜好傾向を即座に捉え、容易にコンテンツ編成を行い得ることは上に述べた。CMにおけるターゲッティングが年齢・性別・住所に基づくアバウトなものだったのに対し、Web技術に基づくターゲッティングは直前のユーザの行動まで考慮した精確な…

新しい伝播モデルと視聴ライフスタイル

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Web2.0と表現されるネット社会では、口コミネットワークが自然発生する。ネット自体が情報を仲介するものであることからソーシャルメディアと呼ばれる。 ソーシャルメディアでは、コンテンツ制作者と消費者との間にインフルエンサー(シンセサイザー)と呼ば…

製作社と連動したコンテンツ制作への疑問

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全日本テレビ番組製作社連盟は、コンテンツの権利、料率の見直しのための活動をしている。経産省の「映像コンテンツ制作に係る委託契約についてのアンケートの結果について」によれば、少なくともこれまで、製作社は放送局の下請けとして多くの負担を強いら…

情報の信頼性のゆくえ

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インターネットの普及にともない、ネットのこちら側に属する人たちがネット上に情報を公開する、もしくは個別の視点で意見を表明する機会が増えている。梅田氏が指摘するように、Web技術の進歩は個人が大勢の人に情報を発信するのを容易にしている。彼は自身…

テレビ局による編成の限界

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テレビ局は1分単位で視聴率を監視し、きめ細やかな番組制作・編成を行う。一方で、視聴者が過剰な演出に嫌気がさしているのも事実である。インターネットではブログやRSS、ソーシャルブックマークの監視により話題の盛り上がりを効率的にとらえる技術が実践…

高臨場コンテンツへの3つの疑問

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政府主導のユニバーサルコミュニケーションには、超高解像度の映像/音声に加え、触覚・嗅覚といった他の感覚を伝えることで超臨場感を実現するという項目がある。映像に関しては、HDTV以上の映像表現の研究がすすめられている。NHKは8000x4000画素の解像度の…

テレビ局がコンテンツ配信で強みだと思っている点

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テレビは、以下の4点でインターネットでの映像視聴より優れていると言われている。 コンテンツ制作能力: 高品質なコンテンツ制作、視聴率を監視し視聴者動向に対応するきめ細かいコンテンツ制作、報道など情報ソースのはっきりしたコンテンツ制作、プロダ…

テレビからネットヘ、メディアの変遷

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目的 コンテンツビジネスにおいてネットのあちら側の人(主にテレビ局)とのギャップをまとめる 要旨 コンテンツビジネスでのテレビ局の優位性は全てにおいて揺らいでいる 編成と動向把握ではWeb技術が優位である。 視聴者のリテラシーの変化により、コンテ…