サンフーヤン9リットル
行きつけのビアカフェであるカフェ・ヒューガルデンが開店16周年ということで、4/20,22にサンフーヤン・トリペルの9リットルを開けるイベントがありました。サンフーヤン醸造所はシャンパンのボトルを使って大型のビールを出しております。Tim Webbの本Good Beer Guide Belgium(手元にあるのは2008年版)によれば
とそれぞれ名前がついています。9リットルはこんな感じ。横にあるボトルは500mlです。
味はもうとにかく美味い。3リットルでもたまに発酵の進みに限界があるのか、少し鉄っぽい味がしたり雑味がすることがあるのだけど、9リットルはもう旨みが凝縮した感じ。ホップと麦の美味しいところをとにかく抽出したような味というか。普段はそれほど飲まない私ですが4杯も飲んでしまいました。個体としても出来がいい瓶だったのかも。人生で飲んだベストビールでした。
満奇洞、井倉洞
最初は岡山城と後楽園に行くつもりだったけど、岡山おすすめ観光地で一位にあがっていた満奇洞に行ってみることに。歴代の八つ墓村のロケを行った場所とあれば尚更行かねばと。
最寄の井倉駅へは、岡山からJR伯耆線で行けます。というか出雲へも岡山からやくも号で行けるのね。やくも途中停車駅の新見からも満奇洞、井倉洞へはバスが出ています。岡山10:14発、井倉11:38着。通りにでたところにバス停があります。11:46発。バスは平日でも4本。年末年始はこの1本だけです。時刻表はこちら。
山を2つ越え、私道のような細い道を抜け、満奇洞には12:24着。途中、家紋が入った家や土蔵を見つけては、なんかあるぞぅとひとりでぞくぞくしていたのは、横溝正史オタの性ゆえです。
満奇洞は天然記念物にもなっている鍾乳洞で、与謝野晶子が洞内の鍾乳石の多彩さに「奇に満ちた洞」と詠じたそうで。入り口は山の中腹で、バス停から歩いて10分ほどです。とても大きいわけではなく長く時間をつぶすこともないですが、どこを歩いてもひとつとして同じ類型の石がなく飽きません。これはやっぱり行ってみるべきだと思います。少し急ぎ気味で見たので、帰りのバス13:15には10分ほど余裕をもって戻ってくれることができました。
今度は帰りのバスの途中にある井倉洞へ。自称日本三大鍾乳洞のひとつなんだけど、今ぐぐったら、龍泉洞(岩手県)、秋芳洞(山口県)、龍ヶ洞(高知県)とあるのだけどどういうことよ。まあでも大きい。しかし奥行きがあるのではなく、高低差がある。崖の下に入り口があって、中をひたすら登って行きます。ちょっと急いで登ると20分。普通に行けば3-40分ですかね。中はまあ普通かな。ただ、八つ墓村気分を味わうならこっちかも。途中からは、かわいい女の子の手を握って逃げるシチュを妄想してました。
井倉洞から駅へは8分らしい。私は荷物が重かったのと洞窟歩いた後だったので15分かかりましたね。井倉駅14:59発で16:22岡山着。さすがにこの時間では16:30最終入場の後楽園は無理で、岡山城に向かうことに。路電で3駅、歩いて10分ほどのところにあります。
天守閣は新たに作りなおしたものですが、周囲の雰囲気も含めて楽しめます。おおきくくねる旭川の側にかわいく聳えるたたずまいとか、多角形の下層と方形の上層のアンバランスさとか、周囲のあちこちに残る石垣とか。
そんな感じで一通り巡ったあと、徳島ラーメンを食べて、駅から新幹線へ。次の帰省のときは、出雲、広島、呉あたりに行こうかな。
京都東山歩き倒し
帰省先の関西で日帰りで色々行ってきました。
大学が京都だったこともあり、年に1回は京都に行っています。特に哲学の径が好きなんですよね。
四条河原町から京阪電車の四条経由で出町柳へ。下鴨神社も大好きなのですが今年はパスし、百万遍から銀閣寺下へ向かう。大学卒業して10年以上経つのだけど、全然景色も店も変わってない。モダン焼きのフジは部活の練習後にみんなでよく寄ったし、串八はとりあえず飲み会があるとここだったし、ハイライトは学部から院に入ってからも帰りがけによく夕食を食べたものです。前日に大阪駅に降り立ったとき完成した駅ビルに驚いていたものだから、時の流れなさが却って新鮮でした。
北白川といえばラーメン。関東にもある「ますたに」の本店に行ってみました。昔からあるのになぜか学生時代は一度も食べたことがなかったんだよな。疎水沿い、白川今出川の交差点の少し京大側にあります。お店は意外に小さく、店内も意外に庶民的。そして出てきたラーメンも意外なほど普通。昔、秋葉原に姉妹店が出てましたが、甘い醤油ラーメンという不思議な味でした。本店のは、京都で他の店でも出てくるなじみの背脂醤油。麺も細くて少しゆですぎなやわらかさ。九条ネギが美味しい。12/31に行ったのですが、持ち帰りを買いに来る客が多い多い。
さて、観光ではラーメンは2杯食べるのがルールなので、考えた末天下一品本店へ。去年も行ったけど。今出川から北大路まで歩いて行くのはちょっと疲れますねえ。途中にやはり有名店である「あかつき」があります。天一では評判の唐揚げを。味がよく染みていてちょっと硬め。まあ美味しいがラーメン2杯目といっしょにわざわざ食べるほどでもないか。
ここから再び銀閣寺下へ戻り哲学の径へ。冬場の寒い中でも往来はそこそこ。半分は海外からの人たちですね。最近はメジャーじゃないところも海外からの観光客が増えましたねえ。桜はないけれど、なだらかにくねる疎水と左手にそびえる緑の東山がとても風情がある。こんなところで後白河法皇らが陰謀を企んでいたのかと思うとwktkです。
若王子神社から降りていき永観堂へ。いつもはスルーしていたのですが今回は立ち寄りました。立ち並ぶお堂はどれもいい感じです。特にそれぞれの部屋で壁や障子が昔のまま残っているのがいい。欄間に三十六歌仙の絵を並べている部屋とか、腰を落として当時もこんな部屋を使っていたのかと眺めていました。水琴窟はへうげものにも出てきましたっけね。ちょっと音は聞き取れなかったですが。ご本尊であるみかえり阿弥陀はなんか不思議ですねえ。見返りというか完全に横向いている。寝違えたんですかと。
永観堂を出てそのまま隣の南禅寺へ。水道橋はいつ見てもかっこいいよなあ。下の柱の穴を覗くとあわせ鏡を見ているようでぞくぞくします。南禅寺から適当に歩いていると知恩院に行けた記憶があるのだけど、Google Mapを見るとつながってなさそうなので少し回って知恩院へ。まだ工事中か。裏の鐘楼ではゆく年くる年の中継の準備をしていました。そのまま円山公園を抜けて八坂神社へ。出店ももう立ち並び、詣納めに来る人も多くて十分雰囲気楽しめます。
さらに時間があれば、清水寺まで抜けていくのだけど、時間切れでここまで。紅葉の季節に来たいなあ。というかレンタサイクル借りればよかった。
九州俗物旅行
11/8から11/17までの九州旅行の記録です。
11/08 長崎一日観光 - END_OF_SCAN
11/09 軍艦島ツアーの後に長崎から島原経由で熊本へ - END_OF_SCAN
11/10 人吉城・熊本城同時攻略 - END_OF_SCAN
11/11 熊本から高千穂へ移動&観光 - END_OF_SCAN
11/12 高千穂から阿蘇観光の後黒川温泉へ - END_OF_SCAN
11/13 黒川温泉から九重夢大吊橋を経て湯布院へ - END_OF_SCAN
11/14 湯布院から宇佐観光、中津泊 - END_OF_SCAN
11/15 中津から門司経由博多泊 - END_OF_SCAN
11/16 秋月と柳川観光&久留米ラーメン - END_OF_SCAN
11/17 鳥栖から伊万里と唐津観光、福岡空港へ - END_OF_SCAN
あと、写真を貼ったり、総括したりします。街ごとのは書いた。あとは第三セクター、城、食べ物、ラーメンくらいかな。
地域別九州総括
長崎
熊本
- 自慢のアーケードはそこまで大きくない。一方裏に入ると暗い。
- バス交通の要である交通センターのロータリーはすごい。バスばっか。
- くまモン使っていれば許されると思ってるのか。
高千穂
- 泊まるべき。高千穂峡は一日いても飽きない。天岩戸神社も意外に広くて見るものも多い。
黒川温泉
- 交通の便が悪いのと宿代が高いのだけが欠点。それ以外はすばらです。何よりお金を払えばほぼ全ての旅館の露天風呂に入れるシステムがいい。温泉宿の赴きを残していて泉質も不満なし。
湯布院
- 黒川温泉に行ったほうがいいんじゃないですかね。
- 博多からゆふいん号などですぐに来れるのは知りませんでした。
大分
- 特急も含めれば30分に一本くらい電車があり交通は意外に便利
- 国東半島は観光バスがなくなり、自動車持ち以外には不便きわまりない。宇土駅前でレンタカー借りるのがいいかも。
北九州、門司、小倉
- 結構見るものある。スルーすべきではないね。北九州工業地帯の工場たちとか。
博多
秋月
柳川
- 川下りはやっぱり一度は体験するべき。70分たっぷり楽しめます。
- 結構町は広い。松涛園まで歩くのは大変。川下り以外はぴんとこないといってもいいくらい普通の街並み。
久留米
- 街大きい。宿泊には意外にいいかも。
鳥栖
- 駅前何もない。交通の要所ではあるが時間をつぶすところはあるのかな。
伊万里
- 窯元の集落がある大川内山という場所が街の中心から離れたところにあるのを初めて知った。バスの本数は少ないので結構大変。
- 大川内山もそんなに広くない。各々の窯元が即売所を出しているのだけど、4〜5つくらい見ればまあいいような。事前に色々調べていくといいのかも。